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2024.04.09更新

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ロイヤルティとは?人事領域で使われる意味やロイヤルティを高める方法やメリットを解説

日頃、ビジネスの場面で「ロイヤリティ」と「ロイヤルティ」という言葉を聞く機会がよくあります。この2つは発音がよく似ており混同してしまいがちですが、ロイヤリティは「印税」「使用料」など意味する用語として、ロイヤルティは、契約、約束、誓約、婚約などを意味する言葉として使われています。

ロイヤルティとは、忠誠、忠実を意味する言葉であり、ビジネスシーンでは顧客が企業やブランドの製品、サービスなどに対して愛着心や信頼感を持つことを意味しています。ロイヤリティとロイヤルティは明確に意味が異なるものなので使用する場面に沿って正しく使い分けるように注意が必要です。

ここでは、ロイヤリティとロイヤルティの違いをご紹介するとともに、人事領域で使われるロイヤルティについて意味やロイヤルティを高めるメリット、高める方法などについてわかりやすく解説します。

目次<ロイヤルティとは?人事領域で使われる意味やロイヤルティを高める方法やメリットを解説>

ロイヤルティとは

ロイヤルティ(Loyalty)とは、忠誠、忠実、忠義を意味する言葉です。 マーケティング分野と人事分野で使われるケースがあります。

マーケティング分野では、顧客の愛着心や信頼感を表わす顧客ロイヤルティといわれます。また、人事分野では、従業員の自社に対する愛着心、帰属意識を指して従業員ロイヤルティといわれます。

ロイヤリティとロイヤルティの違い

ロイヤルティ(Loyalty)は、忠誠、忠実、忠義を意味する言葉です。ビジネスシーンでは顧客が企業やブランドの製品、サービスなどに対して愛着心や信頼感を持つことを表わしています。また、人事の分野でもよく使われる言葉で、従業員が自社に対して持つ信頼や愛着心、帰属意識を指しています。

一方、ロイヤリティ(Royalty)は、ビジネスシーンで印税、使用料などを意味する用語として使われています。

ロイヤルティとロイヤリティの発音は似ていますが、意味は全く異なるものなので場面に合わせて適切に使い分けることに注意が必要です。

顧客ロイヤルティと従業員ロイヤルティ

顧客ロイヤルティは、顧客が企業やブランドの製品、サービスなどに対して持つ愛着心や信頼感を表わします。一方、従業員ロイヤルティは、従業員が自社に対して持つ信頼や愛着心、帰属意識を指しています。

顧客ロイヤルティと従業員ロイヤルティはともに、対象に対して忠誠心、誠実、愛着、愛情を持つという点では同じといえるでしょう。

従業員ロイヤルティと従業員エンゲージメント

従業員ロイヤルティは、「従業員が自社に対して持つ信頼や愛着心、帰属意識」を指しています。 一方、従業員エンゲージメントは、「従業員が企業と信頼し貢献し合い、企業や組織の活動や目標に関与する」ことを指してます。

エンゲージメントとは

エンゲージメント(engagement)とは、「契約」「約束」「誓約」「婚約」などを意味する言葉です。 ビジネスシーンで使われる場合には「企業と顧客との信頼関係」を分析し、購買に繋げるマーケティング用語として使われていました。現在では人事分野やSNS関連など、より幅広い分野でも活用されている言葉です。

人事の分野において使用される際には従業員エンゲージメントと呼ばれ、従業員の企業に対する愛着心と解釈されることが多いですが、さらに深い意味では、企業と従業員が信頼し合い、互いに貢献し合う概念のことを指してます。

エンゲージメントとは?人事における重要性と向上させる方法

従業員ロイヤルティを高めるメリット

企業が自社の従業員ロイヤルティを高めることによるメリットには、さまざまなものがありますが、ここでは良く知られている3つのメリットをご紹介します。

  • 離職率の低下
  • 組織力の強化
  • 顧客満足度の向上

離職率の低下

従業員ロイヤルティが高まることによって、離職率の低下が期待できることはメリットの1つです。自社に対して高い信頼や愛着心、帰属意識を持つ従業員は、離職率が低く長期間勤務する傾向が高くなっています。

組織力の強化

業務効率や生産性の向上、従業員モチベーションのアップによって組織力が高まる点も従業員ロイヤルティが向上することでもたらされるメリットの1つです。

従業員ロイヤルティが高まることによって、従業員は自社のあらゆる活動に積極的・自発的に行動するようになります。それにより企業全体の組織力が強化され、業務効率の改善や生産性の向上につながります。

顧客満足度の向上

従業員ロイヤルティの向上により、生産性や従業員モチベーションもアップします。従業員は、自社の製品やサービスの開発に意欲的に取り組むとともに、顧客対応も丁寧になります。結果として、製品や顧客対応のクオリティアップにつながり、顧客満足度の向上が期待できる点はメリットです。

従業員ロイヤルティを高めるためのポイント

従業員が自社に対して高い信頼や愛着心、そして帰属意識をもっている従業員ロイヤルティの高い状態では、離職率の低下、組織力の強化、顧客満足度の向上などのメリットがあることをご紹介してきましたが、ここでは、従業員ロイヤルティを高めるためのポイントをご紹介します。

  • 企業理念や方針、沿革を従業員と共有する
  • 当事者意識を持たせる
  • 結果とともにプロセスも重視する人事評価をつくる

企業理念や方針、沿革を従業員と共有する

企業理念や方針、また、沿革やさまざまなエピソードなどを全ての従業員に共有します。

従業員は、自社がたどってきた道のりや歴史、また事業に対する熱意を持った取り組みを知ることによって、愛社精神や忠誠心が高まっていくものです。自社の理念や方針、歴史を浸透させることによって従業員ロイヤルティが高まります。

当事者意識を持たせる

組織は大きくなるにつれて、個々の従業員は自分の仕事がどのように自社に貢献しているのかを感じにくくなってきます。各従業員がどのような形で事業成長に貢献しているのか、担当している業務がどのような役割を担っているのかなどを理解しやすい労働環境づくりが大切です。自社の業務にどのようにかかわり、貢献しているのかを理解することは当事者意識を高めることに繋がり、従業員ロイヤルティも高まります。

結果とともにプロセスも重視する人事評価をつくる

成果だけを評価対象にしてしまうと、簡単に結果を出そうとしてしまいがちになり、質や価値の低い成果を増やしてしまう可能性が高まります。また、ベストを尽くしたとしても期待通りの成果が出なければ評価されないため、従業員はリスクの高い仕事を避けたり、モチベーションが下がってしまうでしょう。

業務のアウトプットだけでなく、プロセスも評価することによって従業員は、正当に評価してくれると満足感が高まり、従業員ロイヤルティが高まります。

まとめ<ロイヤルティとは?人事領域で使われる意味やロイヤルティを高める方法やメリットを解説>

従業員ロイヤルティは、従業員が自社に対して持つ信頼や愛着心、帰属意識であり、従業員ロイヤルティが高まることによって「離職率の低下」「組織力を強化」「顧客満足度の向上」といったメリットがあるとお伝えしてきました。

近年では、終身雇用ではなく転職することはもはや一般的になってきています。各企業の人事採用担当者にとっては、離職率の低下や組織力向上につながる従業員ロイヤルティを高める取り組みは、人事課題の解決策の1つになるといえるでしょう。

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監修者情報

監修 | TalentX Lab.編集部
この記事は株式会社TalentXが運営するTalentX Lab.の編集部が監修しています。TalentX Lab.は株式会社TalentXが運営するタレントアクイジションを科学するメディアです。自社の採用戦略を設計し、転職潜在層から応募獲得、魅力付け、入社後活躍につなげるためのタレントアクイジション事例やノウハウを発信しています。記事内容にご質問などがございましたら、こちらよりご連絡ください。

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