こんにちは!MyRefer広報の岩田です。
MyReferでは、リファラル採用を推進する人事の皆さまがノウハウや悩みを共有できるコミュニティ「Fanbase Recruiting MTG」を運営しています。
11月には、その中でも外食企業の人事の皆さまにお集まりいただき、外食企業ならではの各社の取り組みや工夫をお話しました。
今回は、当日の様子と4社のリアルな事例について、抜粋してご紹介させていただきます。MyReferをご利用いただいている企業様、これから利用検討している企業様も、ぜひお読みください。
MyReferユーザー・外食分科会開催にあたり
カスタマーサクセス神野:
本日はお集まりいただき、ありがとうございます。リファラル採用を推進する人事の皆様のつながりを大事に、ノウハウを共有する場にできればと思います。実は今回は、ユーザーである入船の芳さんからの発案もあり、外食企業のMyReferユーザー会を開催させていただくことになりました!
参加企業
- 株式会社入船 芳様
- 株式会社ガーデン 富永様
- 株式会社ヨシックス 伊達様、山田様
- 株式会社岐阜タンメンBBC 廣井様
それでは、各社の取り組みについてノウハウをシェアします。リファラル採用においては、「認知」→「動機づけ」→「行動」の3ステップが大事。それらについてどんな取り組みをおこなっているか発表いただきました。
どのような工夫をしてリファラル採用・MyReferを広めている?各社の取り組み紹介
株式会社入船 芳様
芳様:
株式会社入船は兵庫・大阪を中心にレストランや給食事業を行っています。採用においては、入船に足を運んでくれた人や、働いている人のつながりから自然と人が集まってくることを目標にしています。
#取り組みの全体像
2019年2月からリファラル採用制度を開始して、現在約10カ月です。
やろうといったらやりきる会社なので、MyRefer導入後は目的共有から現場をしっかりと巻き込み、リクルーターは913名と社員/パート・アルバイトほぼ全員で活動しています。
#工夫ポイント
1.導入時に目的共有
ある飲食系企業様でリファラル採用率が50%だと聞いたので、今は20%程度ですが50%を達成して飲食業界でNo.1になることを目指しています。
2.MyRefer運用の基盤を徹底的に形成
まずは、今いる全従業員がMyReferに登録して、今後採用する人もMyReferが当たり前になるようにしたいと思って取り組みました。店長会議にMyReferコンサルタントに来てもらったり、“登録ダービー”と称して店長からしっかりリファラル採用制度とMyReferのことを従業員に伝えてもらったり。そして、MyReferを“社員証”とすることで制度に本気で取り組むことを広めていきました。レジでMyReferを見せると社割が受けられるようになっています。
3.社内で関心を高めるための社内ニュース配信
ゆくゆく紹介数を増やすため、まずはMyReferへの関心が高まるように日常的に見たくなる面白い社内ニュースを流しています。例えば、今は接客時に必ずマスクをしているので、「マスクスマイル」の秘訣を流しましたね!
株式会社ガーデン 富永様
富永様:
株式会社ガーデンは、関東を中心にラーメンの「壱角家」や「肉寿司」などを展開しています。従業員は社員・アルバイト含めて2,300人。若い即戦力社員の採用と、採用単価を最小化するのがミッションです。
#取り組みの全体像
2017年12月からMyReferを導入して、現在約3年間運用しています。
もともと友人紹介制度はあったのですが、店長に相談して、その後本社人事へFAXで書類を送り、紹介した人と友人にインセンティブをお渡しする形でした。MyReferを導入したきっかけは、アルバイトの方が店長の顔色をうかがって話す必要なく、本社人事と友人がやり取りして面接設定まで進められ、気軽に紹介できる仕組みにしたいと思ったからです。これまでのリファラル採用での総決定数は344名です!
#工夫ポイント
1.エリアマネジャーにミッションを持ってもらう
各店舗の参加率がエリアマネジャーのミッションであり評価にも反映されるようになっています。人不足をなくすためにマネジャーにはしっかり動いてもらうことが必要です。
2.各店舗のチラシ掲示や入社オリエンテーションで案内
全店舗のバックヤードにリファラル採用のチラシを貼っていて、アルバイトの方の入社オリエンテーションで必ずMyReferにも参加してもらっています。
3. 社員登用を促す記事やアンケート、説明会を実施
アルバイトから社員になる社員登用で若手即戦力の社員を採用したい目的もあり、全社のコミュニケーションで社員登用の意義を伝えています。またアルバイトの方向けに3カ月に1回ほどアンケートを取っているので、その中でも社員登用の希望をとっており、個別に出向いて説明会をしています。そうやってMyReferの内部応募求人で応募してくれるよう促進しています。
株式会社ヨシックス 伊達様、山田様
山田様:
株式会社ヨシックスは全国に「や台ずし」や「ニパチ」などの居酒屋を約340店舗展開しています。店舗数の増加に伴い、人員不足や採用コストカット、そして寿司職人の採用が課題になっています。
#取り組みの全体像
一番は「寿司職人をつながりから採用したい」という理由で、2020年4月からMyReferを導入しました。ちょうどコロナ禍の影響で十分には運用できていないのですが、現在約9カ月です。
MyReferの参加者は日々増えていて、これまでに28名の決定実績があります。現在もコロナ禍で媒体採用は止めていて、現在自社HPかMyReferかに絞って採用しています。
#工夫ポイント
1.店長会議やグループLINEで配信
リファラル採用制度の認知促進については、店長会議で共有したり、お店でのグループLINEで告知したり、店舗内に案内を掲示したりしています。
2.MyReferを社内ニュースアプリとして活用
現在グループウェアなどもないので、社内のエンゲージメントを高めるために「社内ニュース」機能を活用しています。事業部間の連携が取れていないので、会社に愛着を持ってもらいたいと思っています。例えば、社長がご自身でアメブロを書いているのでそれを配信したり、中部経済新聞で会長が取材を受けた自叙伝連載46回分の案内をしたり、新店オープンの案内をしたりしています。会社にちょっとでも興味がある人に届けたいと思って、いろいろ工夫しています。
3.寿司職人用の求人とインセンティブ設定
特に寿司職人は採用するのが大変で、採用費もかなり高いです。ただ狭い業界なので寿司職人のつながりもあるため、専用で求人を作って紹介を促しています。加えて入社祝い金も高く設定しているのですが、MyReferを使うことで社員の認知も増えたかなと思います。
株式会社岐阜タンメンBCC 廣井様
廣井様:
株式会社岐阜タンメンBBCは東海地方を中心にラーメン店を21店舗運営しています。正社員の採用と従業員エンゲージメントに課題をもっています。
#取り組みの全体像
2020年10月からMyReferを導入したばかりで、現在約2カ月です。
当社では社員のみに絞って約80名で運用しています。
#工夫ポイント
1.「HIROGERUプロジェクト」 と命名
リファラル採用を浸透して社内に広げるために、リファラル採用制度について「HIROGERUプロジェクト」と名付けました。インセンティブのために紹介してね!だけでは風土にならないと思うので、「よりよい会社・よりよい商品を世の中に広げて、大きな輪をひろげていきたい」という想いをこめています。
2.日常シーンでMyReferを使ってもらう
社内の業務上のコミュニケーションツールとして他にもアプリを使っているのですが、それとセットで見てもらえるようにアプリの位置を隣にしてもらったり、定期的にコンテンツを配信したりと工夫しています。MyReferのほうは社員紹介につながるように、「どういう人が、どんな理由で岐阜タンメンに入社して、こうやって活躍しているんだ」と伝わるような内容にしています。
3.社員にフォーカスした求人を設計
社員がなぜ入社したのかをみて応募してもらおうと考えて、社員を前面に出した求人を作っています。例えば、「アルバイトの頃から岐阜タンメンBBC一筋。就職して後悔はありません!」「30代後半、思い切って転職!家族のことも考えられ、なおかつ自分が楽しんでやれる仕事がしたいと思った」といったタイトルで社員自身からみた魅力を伝えています。
明日からの取り組みに活かすため、ディスカッション
それから、お互いに質問をしたり、ディスカッションをしたりと、明日からのリファラル採用活動に活かすためのヒントを話し合いました。
話題にあがったのは、
- どうやってスピード感をもって全社へ浸透させているか?
- 実際の採用コストはどれくらい?
- 社内ニュースの配信頻度はどれくらいが適度か?
などなど…リファラル採用に取り組む人事ならではの悩みがありましたね。
最後に、入船の芳さまよりご挨拶
芳様:
今本気でリファラル採用に取り組んでいますが、MyReferが発展しないと紹介も上がらないですよね。そういった声を上げることで、先日も分析機能がアップデートしました!私たちから声を伝えると「何とかしよう!」としてくれるので、みんなで結束してこういった会にも参加すると、おのおのの成果にもつながってくると思います。
まだまだリファラル採用自体が新しい取り組みで成功事例も少なく、私たちがMyReferの成功事例を創っていく段階だと思っているので、ノウハウの共有もしながら一緒にリファラル採用を盛り上げていきたいと思っています。
もっと熱いトークが出来ると思うので、ぜひまた次回開催していきましょう。
編集後記
コロナ禍でもありなかなかリアルでユーザー会を開くことができていなかった中、入船の芳さまのお声がけから外食分科会が実現し、熱いトークが広がった会でした。外食といっても、各社で社風や採用課題もそれぞれ違っていて、いろいろな取り組みがありました。自社に向き合ってリファラル採用に取り組む中でも、このように視野を広げて他社の取り組みでいいアイデアを見つけ合うことは貴重な機会になるのではと思います。
また外食業界に限らず、MyReferユーザーの会を開催していきますので、ぜひ興味のある方はご参加お待ちしております。
監修者情報
監修 | TalentX Lab.編集部
この記事は株式会社TalentXが運営するTalentX Lab.の編集部が監修しています。TalentX Lab.は株式会社TalentXが運営するタレントアクイジションを科学するメディアです。自社の採用戦略を設計し、転職潜在層から応募獲得、魅力付け、入社後活躍につなげるためのタレントアクイジション事例やノウハウを発信しています。記事内容にご質問などがございましたら、こちらよりご連絡ください。