労働力不足が深刻化する物流業界において、家電やハイテク機器など「電機に特化した専門物流」という独自性をもつNX・NPロジスティクス株式会社(以下、「NPL」)様。同社は、エージェント(人材紹介)経由が95%という外部依存採用からの脱却を目指し、AI採用MAサービス「MyTalent」と採用ブランディングサービス「MyBrand」を導入しました。いかにして候補者の「ファン化」と採用資産の構築を進めているのか、人事部の西谷氏と福田氏にお話を伺いました。

NX・NPロジスティクス株式会社
・従業員 :794名(2024年12月31日現在)
・事業 :1.ロジスティクスサービス
2.倉庫業
3.貨物利用運送事業
4.IATA貨物代理店
5.運搬機器の整備並びに修理
6.ロジスティクスコンサルタント
7.其の他、上記各項に附帯する業務
・取材対象者:人事部 人事課 人財採用係 兼 働きがいソウゾウ推進課
西谷 和子 氏
人事部 人事課 人財採用係 兼 働きがいソウゾウ推進課
福田 和真 氏
創業当初から基盤とする「人財」への想い―「電機物流プラットフォーマー」としてのポジション確立に向けて、イノベーションを起こしうる人財の採用に注力
まず、貴社の事業内容を教えてください。
西谷氏:
当社は、電機関連商材の取り扱いに強みを持つ専門物流企業です。元々はパナソニックの子会社として約50年前に創業し、生産から販売まで幅広い現場の物流を担い、モノづくり企業や販売店様の経営発展、ひいては人々の暮らしと社会の発展に貢献しています。 現在は「電機物流プラットフォーマー」としてのポジションを目指し、企業成長・企業価値向上に向けた転換期にあります。その要となるのが「人財」であるため、採用の重要度が高まりつつあります。
変革期にある今、どのような人事戦略を描かれているのでしょうか。
西谷氏:
昨今「人的資本経営」が注目されていますが、当社は創業当初から一貫して「人財」を事業の基盤として大切にしてきました。現在の中期経営計画では「人と事業を紡ぐ」を掲げ、会社と社員双方の成長実現を目指しています。 事業環境が変化する中で重要視しているのは、既存の枠組みを正解とせず、新たな視点で事業を変革できる多様な人財の採用です。これまでは新卒採用が中心でしたが、外部の知見を取り入れイノベーションを起こすためにキャリア採用にも注力し始めています。
採用の「もったいない」に着目し、ご縁を“点”で終わらせないために―AI採用MA「MyTalent」を導入し、個別最適化したコミュニケーションで新卒辞退者の採用決定

採用活動においてはどのような課題を抱えていましたか。
西谷氏:
正直に申し上げますと、2022年頃までのキャリア採用は「欠員が出たら補充する」というスタンスで、採用経路の95%が人材紹介(エージェント)経由でした。「必要な人財を、必要なタイミングで採用する」ことはできていましたが、社内に採用ノウハウが蓄積されず、採用コストも高騰し続けていました。
福田氏:
また、当社は新卒採用に力を入れており、インターンシップをはじめ、就職対策講座や面接フィードバックなど、一人ひとりの採用にしっかりと向き合い、個々の成長実感が得られるような就職活動をモットーとしています。その中でもやむを得ずご縁がつながらないケースもありますが、これまでは「辞退されたら終わり」で、その方との接点はそこで途切れていました。この「もったいない」に着目し、「点」で終わる採用ではなく、自社で候補者とつながり続ける「資産形成型」の採用へシフトする必要性を強く感じていました。
タレントプール採用を進めるにあたり、「MyTalent」を選ばれた決め手は何だったのでしょうか。
西谷氏:
一番の決め手は、TalentXという会社の「信頼感」です。 タレントプールは、ツールを入れて終わりではなく、中長期的に運用し続ける取り組みです。他社サービスも検討しましたが、TalentXさんの提案には常に先見性があり、「ここならパートナーとして伴走してくれる」と確信できたことが大きかったです。また、内定辞退者だけでなく、アルムナイ(退職者)やキャリア登録など、あらゆるチャネルからの出会いを一元管理し、関係性を広げていけるデータベースである点も魅力的でした。導入後も、「MyTalent」上で候補者のデータがすべて管理でき、「HOTタレント」機能で興味関心度合いを分析できるのがありがたいです。また、ソーシング(代行支援)も非常に助かっています。タレントプール採用の知見がない中で、どのように動けばいいかアドバイスをいただきながら、一緒に走ってくださっている実感が心強いです。
タレントプール採用で意識されていることを教えてください。
西谷氏:
タレントプール採用では、「あなただから連絡している」ことが伝わるような、個別最適化したコミュニケーションを意識しています。「当時はこうだったけど、今はどうですか?」「あの時こういう点が強みだと感じていたので、今の環境でも活躍されていると思います」といったように、過去の文脈を踏まえたやり取りを通じて、当社のファンであり続けてもらうことを心がけています。加えて、当時の選考体験が重要だと改めて感じます。一度はご縁がなかったとしても、キャリアの相談など気軽にしやすい関係を築くことで、時期が空いたとしても思い出してもらえるのではないでしょうか。直近では、新卒の内定辞退者からも採用決定が出ており、中長期的に関係を築き上げることに手ごたえを感じています。
当社の魅力を関わる全ての人々に届けたい―「MyBrand」導入の決め手はノーコードによる高い更新性と、「MyTalent」との連動による発信導線の確保

採用オウンドメディアの発信を始めた背景を教えてください。
西谷氏:
物流業界、特に当社の「電機に特化した専門物流」で働く魅力が、求人票の文字情報だけでは伝わりにくいのが悩みの一つでした。その通訳者としてエージェントに依頼する選択肢もありますが、大前提として、当社の魅力を正しく理解していただかないとミスマッチが起きます。 高い透明度で「ここで働く価値」を発信し、関わるすべての方々にファンになっていただくことが、採用活動において不可欠です。そのため、採用ブランディングの重要性を感じていました。
採用オウンドメディアの発信を進めるにあたり、採用ブランディングサービス「MyBrand」を選ばれた決め手は何だったのでしょうか。西谷氏:
すでに「MyTalent」でサポートいただいていたこともあり、安心して初めての採用オウンドメディア運営を伴走いただける体制であること、そして「MyTalent」との連動性が決め手でした。社員インタビューなどのコンテンツを制作するだけでなく、それをタレントプールの候補者にも正確に届けられる導線設計は、より良い効果を生むのではないかと感じました。「MyBrand」を選んだもう一つの決め手は「更新性の高さ」です。「MyBrand」で構築した採用オウンドメディアなら、基本的にノーコードでページ構築やコンテンツ制作ができ、自社運用でこまめに情報発信が可能です。そうした使いやすさも大きかったです。
▼NPLの採用オウンドメディアはこちら
URL:https://nplc.brandmedia.i-myrefer.jp/media
採用は人生の大切な決断であり、企業成長の要―「MyTalent」と「MyBrand」で正確に働く魅力を届けることで、自社ファンをさらに増やし続けていきたい

「MyTalent」と「MyBrand」を連携させて、どのような採用の未来を描いていますか。
西谷氏:
これからの事業の成長発展には、人財の採用がなくては成り立たないと考えています。加えて私たちは、採用を「人生の大半の時間を費やす環境の選択であり、人生を豊かにするための重要な決断」だと捉えています。 採用は候補者・企業それぞれにとって重要な存在です。だからこそ、「MyBrand」で当社で働くリアルを正確に伝え、「MyTalent」で一人ひとりと丁寧に向き合うことで、入社後のミスマッチをなくし、やりがいや自己実現を感じながら安心してご活躍いただきたいと考えています。
たとえ今はご縁がなかったとしても、当社のファンであり続けてもらえれば、将来的にまた別の形でご縁があるかもしれません。採用を「点」ではなく「線」で捉え、採用活動を通じて当社のファンを増やしていくことが、当社がお客様に、社会に、そして従業員により貢献できる近道だと信じています。
TalentXのサービス導入をきっかけに、1年で人材紹介における採用比率を95%から70%以下にまで下げることができ、外部依存採用からの脱却と自社採用力の向上に手ごたえを感じています。今後もTalentXさんの伴走支援をいただきながら、「攻めの採用広報」と「資産形成型の採用」を加速させていきたいです。
編集後記
NPL様の事例から、タレントプール採用で候補者との関係を資産に変え、採用ブランディングで魅力を正確に伝える採用戦略の重要性が明らかになりました。 短期的な充足だけでなく、中長期的な視点で「ファンをつくる」ことへの投資が、これからの採用戦略の鍵になるのではないでしょうか。
採用候補者との中長期的な関係構築手法や、候補者毎にカスタマイズしたアプローチに関心のある採用担当者様は、ぜひTalentXまでお問い合わせください。
▼採用オウンドメディアとタレントプール採用を掛け合わせ、候補者をファンにするネットワークを構築する、三井住友海上火災保険株式会社様のセミナーレポートはこちらから
記事URLはこちら:https://mytalent.jp/lab/report_ms-ins2/
▼タレントプールとは何か、タレントプール採用を導入するために何から始めればいいか気になる方は、以下のお役立ち資料「タレントプール採用の教科書」も併せてご覧ください。

▼採用オウンドメディア施策を進めるポイントやステップについて、詳しく知りたい方はこちら
記事URL:https://mytalent.jp/lab/resource_345/







