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2025.02.18更新

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採用CXを向上させる6つの手法とタレント獲得施策

人口減少によって引き起こされる労働人口不足。ほぼすべての職業にて人手不足に陥ることが想定されており、特に専門・技術人材の労働人口の不足が顕著になっています。労働人口の減少に反し、求人数は増加の一途を辿っている状況で、各社が直面している課題は”いかにして優秀な人材獲得をするか”、ではないでしょうか。

優秀な人材を獲得するための重要な指標となる項目の一つが”採用CX(候補者体験)”です。採用CX(候補者体験)が悪化すると、選考における歩留まりも悪化し、ひいては企業ブランディングにも重大な影響を与える要因になります。

本資料では、

  • 選考通過率や決定率などの歩留まりを改善するために、候補者体験を見直したい
  • 採用難職種への新たなアプローチ施策を検討している
  • 歩留まり改善の必要性は理解しつつも、足元の新規母集団形成施策に時間を取られてしまう

このような悩みを感じている企業人事責任者・担当者様が、採用CX(候補者体験)を向上するための具体施策や選考の歩留まり率の改善と新規母集団形成を同時に実行・変革する方法を解説しました。本記事ではその一部をご紹介しながら、採用における歩留り改善と採用CX(候補者体験)関係性について、ひもといていきます。

「採用CXを向上させる6つの手法とタレント獲得施策」ダウンロードはこちら

目次

  • 採用CX(候補者体験)とは
  • 採用における歩留まりとは?
  • 採用CX(候補者体験)と歩留り率の関係
  • 採用歩留まりが変動する要素
  • 採用CX(候補者体験)を向上させるための6つの施策
  • 足元の業務に追われながらも採用CX(候補者体験)改善を進めるために
  • まとめ

採用CX(候補者体験)とは

CXは「Candidate Experience」の略となり、候補者体験を意味します。

採用のシーンで使われる採用CXとは、応募から内定、入社にいたるまでの選考プロセスにおける候補者の体験=候補者満足度のことを指します。これはCX(Customer Experience:顧客体験)の概念を採用活動に応用したもので、企業のブランドイメージや採用成功率に大きく影響を与えると考えられています。

採用における歩留まりとは?

採用における歩留まりとは、採用プロセスの各段階でどれだけの応募者が次のステップに進んだかを示す指標の一つです。

もともとは製造業で使われる「投入した原材料に対して、どれだけの製品が完成したか」を表す言葉ですが、採用活動でも同様の意味で用いられています。歩留りをパーセントで示した歩留り率が高いほど、辞退者や不合格者などの選考離脱者が少なく、次のステップに進む候補者が多い状態であり、採用活動の効率がよい状態と考えられます。

歩留り率は、選考に通過した人数÷選考した人数×100の計算式で算出することが出来ます。
例えば、50名の応募に対し、書類選考の通過者が30名の場合、30÷50×100=60%となり、歩留り率は60%となります。

採用プロセスの各段階で歩留り率を計算し分析することによって、自社の採用活動においてどのプロセスに問題があるかを可視化することが出来ると言えるでしょう。

採用CX(候補者体験)と歩留まり率の関係

歩留まり改善とCX(候補者体験)には相関があります。

例えば、サービスを利用した顧客の顧客体験(=満足度)が高いと、『また利用したい、友人に勧めたい!』という思いを醸成させることが可能ですそのため、営業・商売では、リピート購入や口コミを促すための欠かせない要素として「CX(顧客体験)の向上」という考え方が浸透しています。

採用もそれと同様に選考を受けた候補者の『この会社の選考を受けたい、選考を進めたい!働きたい!』という思いを醸成するためには、候補者体験(=満足度)を高めることが必要であり、「採用CX(候補者体験)の向上」が不可欠だと言えるでしょう。

先に述べたように、選考のなかで候補者に対して満足度が高い体験を提供することができれば、選考に進みたいというポジティブな気持ちや、また応募したいという思いを醸成させることが可能です。採用CXの改善は選考の歩留まり率に直結し、採用効率を大きく向上させることに寄与します。

例えば、採用CX(候補者体験)の見直しを行うことで選考における歩留まりを解消し、応募決定率を2%改善できたとします。

そうするだけで採用決定数は3倍になるという試算が可能です。

採用歩留まりが変動(低下)する要素とは

採用活動における歩留まり率は様々な要因で変動します。中でも、歩留り率が低下する代表的な4つの要素解説していきます。

選考プロセスの長期化

選考フローが長くなると、求職者は他社の内定を先に受け取り、そちらを選択する可能性が高まります。特に中途採用では、転職を急ぐ求職者も多いため、選考期間の短縮や迅速な対応が歩留り率の改善につながると考えられます。

求人情報と実際の業務内容の不一致

求人情報に記載された内容と、実際の業務内容や労働条件に差異があると、求職者は不信感を抱き、辞退につながることがあります。正確で誠実な情報提供が重要でしょう。

面接官の対応や企業文化のミスマッチ

面接官の態度や言動、企業のカルチャーやヴィジョン、ミッションが求職者の期待と合わない場合、辞退の原因となることが考えられます。面接官の面接力向上や自社への理解度を深める資料提供を心がけましょう。

内定後のフォロー不足

内定後のフォローが不十分だと、求職者の入社意欲が低下し、辞退につながることがあります。内定者との継続的なコミュニケーションやサポートができる仕組み作りが重要だといえます。

採用CX(候補者体験)を向上させるための6つの施策

それでは、採用CXを向上させるためには、どのような施策を実施していけばよいのでしょうか?6つの施策をご紹介します。

※6つの施策について、さらに詳しく知りたい方は資料をご確認ください

1. 応募時受付や選考日程調整のスピードを早める

応募時や書類提出後のレスポンスの遅さは、企業に不安や不信感を与え、候補者の入社意欲を低下させてしまいます。

2. 選考期間の短縮や面接回数を削減する

選考期間や回数の増加は、採用競合のオファ―や囲い込みに遅れをとってしまい、人材獲得機会を逃してしまうきっかけになります。

3. 面談終了時に候補者へフィードバックをする

選考プロセスの要所でフィードバックを実施することで、候補者との信頼関係を構築することができます。

4. 面接官トレーニングを行う

面接官のトレーニングを通じて、次回選考の通過率を向上させ、選考中の離脱(辞退)率を低減することが可能です。

5. 採用ピッチ資料を活用し、自社理解度を高める

採用ピッチ資料を活用することで、自社の認知拡大や採用ターゲットとのマッチング率が向上します。

6. 内定通知に加え、内定時のオファー資料を提示する

内定通知書や雇用労働条件通知書に加え、「なぜ今回の候補者(あなた)が選ばれたのか」を言語化することで、候補者の自社選定への意思がより強固なものとなり、内定承諾率の向上に寄与します。これら、採用CXを改善するための6つの方法については、資料の中で詳しく説明しております。

足元の業務に追われながらも採用CX(候補者体験)改善を進めるために

採用計画の達成には、新規母集団の増加と歩留まり、量と質の双方改善が不可欠です。新規母集団を増やすためには、いかにして競合とバッティングせずに選考できるチャネルを増やすかが重要です。

しかし、各人事担当者からは「母集団増加と採用歩留まり改善の必要性は理解しているものの、目標数値達成のための毎月の応募数増加と選考対応に追われている」という声もよく伺います。新規母集団の増加と歩留まり改善は一件別の施策であり、忙しい採用担当者からすると、歩留まり改善施策の優先順位はどうしても劣後してしまいます。

本資料では、採用CX向上のための6つの手法について、さらに詳しい解説と実施の際のポイントを説明しています。さらに「歩留まり改善と新規母集団形成を同時に実践する」施策についてもご紹介していますので、資料の全容を知りたい方は下記より資料をダウンロードください。

監修者情報

監修 | TalentX Lab.編集部
この記事は株式会社TalentXが運営するTalentX Lab.の編集部が監修しています。TalentX Lab.は株式会社TalentXが運営するタレント・アクイジションを科学するメディアです。自社の採用戦略を設計し、転職潜在層から応募獲得、魅力付け、入社後活躍につなげるためのタレント・アクイジション事例やノウハウを発信しています。記事内容にご質問などがございましたら、こちらよりご連絡ください。

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