現在では、優れた人材の採用がますます難しくなっており、企業毎に抱える採用課題も様々です。そのような中で、TalentXの提供する「RXO(Recruitment Transformation Outsourcing)」サービスは、従来のPROとは異なる特徴をもった新しい形のサービスとして注目を集めています。本記事では、どのような採用課題を解決できるか、実際の企業の事例をもとに紹介します。
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PROとは異なる特徴をもつ、RXOとは
支援先企業の採用業務の部分的なオペ―レーション代行をおこなう従来のRPO(Recruitment Process Outsourcing)とは異なり、RXOは採用計画の達成に向け、企業の採用活動を包括的かつ柔軟にサポートすることを目的とした新しい採用代行サービスです。
戦略プロジェクト型(RSO)と業務代行型(RPO)の二つのスタイルを組み合わせることで、企業の採用活動における柔軟な支援をおこなうことが可能です。
企業毎に異なる、人事採用部門の課題
企業の人事採用部門は、それぞれ多岐にわたる課題に直面しています。中でも特に顕著なのが、「人手不足」と「経験・ノウハウの不足」です。
人手不足は、例えば採用担当者が産休や介護休暇に入ることで一時的に発生するケースや、新卒採用の佳境時期に中途採用業務がストップしてしまうケースが挙げられます。また、来年度の採用計画数が倍増したにも関わらず、人事採用部門の体制はそのままである場合もあります。こうした状況では、現場の負荷が増大し、採用活動が滞るリスクが高まります。
一方で、経験やノウハウの不足も大きな課題です。特に、エンジニアなどの専門職の採用を本格的に始めたいが、社内にその経験を持つ人材がいない場合や、スカウトやリファラル採用を始めたいが、そのノウハウが社内に蓄積されていない場合などが挙げられます。
さらに、採用活動が属人化して業務が一部の人に依存しているため、効率が悪く、管理も難しい状況が生まれています。
これらの課題を解決するためには、人事採用部門の体制強化や外部専門家の活用が重要です。採用代行サービスの利用もその一つの方法であり、こうした外部リソースを活用することで、企業の採用活動をより効果的に進めることが可能となります。
ここからは、実際にRXOで支援した事例を、課題別にお伝えします。
人事課題別 採用支援事例
中途採用支援事例① ~面接代行までの現場負荷軽減~
この企業は、年間200名を超える中途採用を行っており、その中で面接の調整や候補者とのやり取りに多くの時間が割かれていました。短期での採用成果創出、中期的な採用チームの生産性向上の双方に課題を抱えている状態でした。
5名体制で業務を巻き取り
このケースでは、採用業務の大半を巻き取ることで、現場の負荷を改善しつつ成果創出にあたっています。人材紹介エージェントとの折衝やダイレクトスカウトといった母集団形成施策、応募・書類受付対応、面接日調整や一部の面接代行も含めた選考領域、オファー面談の日程調整と言った代行業務です。
また戦略面についても、採用ブランディングや戦略施策立案、新規採用チャネル開拓、求人票改善や面接プロセス改善と、多岐にわたって支援しています。
年間200名の採用計画を達成
この支援により、選考リードタイムが10日間短縮され、書類選考通過率も大きく向上しました。面接官の負担が軽減されたことで、面接の質が向上し、採用活動全体の効率が大幅に改善しました。
結果として年間200名の採用計画を達成し、採用チームの育成も支援しています。
中途採用支援事例② ~採用難ポジションの母集団形成~
この企業は、高度な専門性を必要とするポジションや地方での採用など、難易度の高い求人を多数抱えていました。応募者の質・量ともに不足しており、特に専門職の採用が困難を極めていました。
エージェント対応・スカウト・リファラル等をフル活用
エージェントコントロールやスカウト活動の実施を通じて、ターゲット人材の母集団形成をサポートしました。また、リファラル採用の推進や求人票の内容を見直し、企業の魅力を効果的に伝えることで、応募者の興味を引く施策を講じました。
これにより、候補者との直接的な接触を増やし、より多くの質の高い応募者を確保しました。
採用難ポジションの応募増
この支援の結果、採用難ポジションにおける月間有効応募者数が前年比で3倍に増加しました。質の高い候補者を多く確保できたことで、企業の成長に貢献する人材の採用が可能となりました。
中途採用支援事例③ ~採用担当者退職による業務代行~
この企業からは、採用担当者の退職が1か月後に迫る中でご相談をいただきました。人事部門のマネージャーも退職済みで、採用に携わる人材がゼロという状況が目前に迫る中、継続的な採用活動を維持する必要に迫られていました。
全面的な採用支援
このケースでは、企業の採用業務を全面的に代行しました。エージェント対応、候補者のスクリーニング、面接の調整・実施、オファー交渉など、採用プロセス全体をカバーする支援を提供しています。
募集ポジションの大半を充足させ、採用した後任採用担当者に引き継ぎ
約半年間の支援期間で、オープンになっていた中途採用ポジションの大半を充足することに成功しました。エージェントとの連携を強化することで、紹介・応募数を飛躍的に増加させました。結果として、中途採用15求人のうち10ポジションで採用を完了し、企業の採用活動の安定化と効率化を実現しました。
採用担当者の採用にも成功し、後任への引継ぎを実施しご支援を完了しています。
新卒採用支援事例④ ~採用ブランディング・採用プロセス再構築~
この企業の場合、直近3年間で新卒採用実績が1/3に減少していました。内訳を見ても、応募者数・内定辞退者数の両方が増加していました。有効な打ち手がなく、採用活動が行き詰まっている状況で依頼をいただきました。
ペルソナを複数設計し、対象に応じた戦略設計
このケースでは、社内外の分析を通じて学生のペルソナを4つ具体化し、それぞれに対するリーチ手法と候補者体験を設計しました。さらに、SNSや大学訪問、インターンなどの新規施策を導入し、企業の魅力を効果的に伝えるコンテンツを開発しました。また、応募増加に向けてエントリーシートの変更や面接プロセスの改善も行いました。
新卒応募数減少と内定辞退の課題を改善
内定承諾者数が前年の約200%増加し、採用目標を達成しました。
新しい採用ブランディングとプロセス改善により、企業の魅力がターゲット学生に効果的に伝わり、応募数と内定率の向上が実現しています。
新卒採用支援事例⑤ ~顧客チームとの協働による戦略的RPO~
新卒採用目標100名を掲げているこの企業の場合、毎年1〜3年目の社員が採用実務を担当しています。異動が多く、また繁忙期に業務負荷が集中することもあって、ノウハウが蓄積されていませんでした。リソースが不足するなかで支援依頼をいただきました。
企画&代行支援により、業務ノウハウを蓄積
このケースでは、顧客チームと協働し、新卒採用の全体戦略を設計し実行しました。注力ターゲットや職種別採用に応じた企画設計から実行を行い、社内チームのリソースを確保しています。また、持続可能な組織運営を実現するためのノウハウを提供しました。
ターゲット応募を2倍以上に増加
理系人材の内定数が300%増加し、DX人材の応募数も250%増加しました。また毎年採用担当が異動しても持続可能な組織運営を実現しています。
新卒採用支援事例⑥ ~ターゲット設計からの戦略的スカウト~
この企業では、年間70名規模の新卒採用を担当者2名で対応しており、リソース不足に直面していました。そうした中でターゲット学生像を「将来の幹部候補」として上位層に再設定したものの、進捗が遅れ、選考離脱が増えていました。
ターゲット学生別に4つのスカウト訴求内容を整理
このケースでは、ターゲット学生の志向性に基づき4つのペルソナに分解し、それぞれに対する訴求内容を整理しました。スカウト媒体の選定と配信代行および結果検証を行い、ターゲット学生への訴求力を高めました。また得られた成果を会社説明会などに反映することで、全体的なプロセス改善と訴求ポイント明確化を実現しています。
最高評価の幹部候補学生を複数名獲得
短期的に、最高評価の幹部候補学生を複数名獲得することに成功しました。また検証結果から、次年度以降の採用戦略に向けた示唆も提供しています。
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監修者情報
監修 | TalentX Lab.編集部
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