一覧へ戻る

2024.11.12更新

Share

  • X
  • Facebook
  • LINE
  • Copied!

デジタル人材とは?必要なスキルや人材育成のポイントを解説

デジタル人材とはTOP

昨今、多くの企業でDX(デジタルトランスフォーメーション)が推進されている中で、最先端のデジタル技術を活用して企業に対して新たな価値提供ができるデジタル人材に対する需要はますます高くなっています。

デジタル人材とは、最先端のデジタル技術を活用して企業に対して新たな価値提供ができる人材のことを指しています。

この記事では、DXに欠かせないデジタル人材に求められるスキルやデジタル人材の育成や採用のポイントについてわかりやすく解説します。

目次<デジタル人材とは?必要なスキルや人材育成のポイントを解説>

  • デジタル人材とは
  • 日本企業におけるデジタル人材の状況(現状)
  • デジタル人材に必要なスキル
  • デジタル人材を育成するには?
  • デジタル人材を採用するには?

この記事では、DXに欠かせないデジタル人材の現状から、育成・採用の方法についてご紹介していきます。

デジタル人材とは

デジタル人材とは、企業や社会DX推進を担う人材であり、最先端のデジタル技術を活用して企業や社会に対して新たな価値提供ができる人材のことをいいます。デジタル人材は、プログラミングスキルやデータ分析、デザインスキルなどのハードスキルとコミュニケーション能力や課題解決能力、論理的思考力などのソフトスキルの両方のスキルを兼ね備えた人材といえるでしょう。
ここでは、DX推進に欠かせないデジタル人材の定義やデジタル人材とIT人材の違いについて詳しく解説します。

デジタル人材の定義

時代によって最先端のデジタル技術は変化していきますが、現代のデジタル技術の定義としては「IoT」「AI」「生体認証」「クラウド」「5G」「ビッグデータ」といった技術が対象といえます。

現在のデジタル人材は、IoT、AI、生体認証、クラウド、ビッグデータなどの最先端のデジタル技術を使いこなすスキルを持っている人材といえるでしょう。

DX改革(デジタルトランスフォーメーション)に代表されるように、企業の変革・改革にはデジタル人材を通じて、これらの最先端技術の活用を行い、自社や顧客に対して新たな価値提供を行うことが求められています。

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?定義や重要性を解説

デジタル人材とIT人材の違い

IT人材は中小企業庁で下記のように定義されており、デジタル人材が「価値提供者」なのに対してIT人材は「実行者・運用者」であることが読み取れます。
ただ、明確に違いが定義されているものはなく、デジタル人材とIT人材はほぼ同義として世間一般的にも扱われている状況です。

デジタル人材とは:
最先端のデジタル技術を活用して企業に対して新たな価値提供ができる人材

IT人材とは:
ITの活用や情報システムの導入を企画、推進、運用する人材

参考:中小企業の稼ぐ力 IT人材の活用(中小企業庁)
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H28/h28/html/b2_2_3_3.html

日本企業におけるデジタル人材の状況(現状)

日本の採用市場ではデジタル人材とIT人材の不足が加速しています。デジタル人材の不足や採用難の現状について解説します。

デジタル人材とIT人材の人材不足

労働人口の減少やDX推進などが相まって、デジタル人材とIT人材の需要と供給のバランスは崩壊しており、今後も人材不足になることが予想されています。

デジタル人材・IT人材の職種別確保状況
デジタル人材の確保状況を職種別でご覧頂くと、すべてのポジションで「大幅に不足している」「やや不足している」と回答がありました。
アメリカと比べても不足している割合が高く、日本の各企業においてデジタル人材の不足
が課題になっていることがわかります。

出典:DX白書2021_第3部_デジタル時代の人材(独立行政法人 情報処理推進機構)
https://www.ipa.go.jp/files/000093701.pdf

デジタル人材・IT人材の供給動向推移
労働人口の減少に直面している日本ですが、IT人材においても非常に大きな人材不足に陥ると試算されています。経済産業省のデータによると、2019年をピークに、IT人材の入職率が退職率を下回り、2019年以降はIT人口は減少するとされています。
2019年と比べ、2030年は約66,000人もIT人材が少ない見込みです。


出典:「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果 報告書概要版」(経済産業省
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf

デジタル人材の求人倍率

人材不足の影響からデジタル人材の求人倍率は他職種に対して非常に高い傾向にあり、各企業による人材の取り合いが激化している状況にあります。

各企業はデジタル人材獲得のため新たなターゲティングや手法が求められており、人事採用担当者の頭を悩ませています。

デジタル人材に必要なスキル

デジタル人材に必要なスキルとはどういったものなのでしょうか?
デジタル人材に求められる「ソフトスキル」「ハードスキル」にわけてご紹介していきます。

ソフトスキル

ソフトスキルとは仕事の進め方や特性、考え方のことであり、コミュニケーション能力や課題解決能力、論理的思考力などが当てはまります。

デジタル人材においては、自社や顧客をデジタル技術によって改革するような「計画力」「課題解決能力」等が当てはまるでしょう。「デジタル人材に必要なスキル」と聞くとハードスキルの獲得が重要だと思われがちですが、ソフト・ハード両面のスキルを身に着け、活用していくことが非常に重要です。

ハードスキル

ハードスキルとは技術的な知識や能力のことであり、プログラミングスキルやデータ分析、デザインスキルなどが当てはまります。

デジタル人材においては、「IoT」「AI」「生体認証」「クラウド」「5G」「ビッグデータ」といった最先端技術の知識や使いこなす能力のことが当てはまるでしょう。デジタル技術は日々進化を続けており、デジタル人材は日々進化する技術をキャッチアップしてハードスキルを磨き続ける必要があります。

経済産業省は、企業・組織のDX推進を人材のスキル面から支援するため、DXを推進する人材の役割や習得すべきスキルを定義した「DX推進スキル標準」を策定し「DXリテラシー標準」と合せて、個人の学習や企業の人材育成・採用の指針である「デジタルスキル標準」として公表しています。
出典:経済産業省「デジタルスキル標準」をとりまとめました!

デジタル人材を育成するには?

デジタル人材の育成にはどういった方法や手段が必要なのでしょうか?ここでは3つの育成手法について詳しご紹介します。

  • デジタル関連のスキルアップの研修機会を作る
  • タレントマネジメントによる配置転換
  • 資格取得

研修などスキルアップの機会を作る

社内・社外問わずデジタル人材育成に向けた研修の機会を設けましょう。
社内であれば、高い専門スキルを持つ自社社員を講師として招き、社内研修を実施していきましょう。
社外であれば、IT企業や大学が提供する講座を通してデジタル人材に必要な高度な専門知識の習得サポートをしていきましょう。

タレントマネジメントによる配置転換

デジタル人材を育成するためには、タレントマネジメントなどを活用して既存従業員の配置転換・育成を検討しましょう。
前述の通りデジタル人材は採用が困難であり、既存従業員の有効活用を検討すべきです。企業と従業員の希望をすり合わせつつデジタル人材を育成することで企業のデジタル化やDXに向けて推進していきましょう。

タレントマネジメントとは?導入効果や手順を図解で分かりやすく解説

資格取得

デジタル人材が活躍するためには、「IoT」「AI」「生体認証」「クラウド」「5G」「ビッグデータ」などの分野を中心に仕事で活用できるさまざまな資格取得が必要不可欠になります。教材購入、研修、受験など、資格取得に向けた費用のサポートを行いデジタル人材の育成に取り組みましょう。

デジタル人材を採用するには?

採用市況では、デジタル人材の需要に対して転職顕在層の数は非常に少なく、レッドオーシャンの中で各企業が人材の取り合いを行っている状況です。企業に革新・変化を引き起こすようなハイクラス人材を採用するためには、採用担当には一般的な新卒・中途採用とは異なる様々なノウハウが必要です。たとえば企業はまだ開拓の余地がある転職潜在層に対して広くリーチするべきであり、かつ転職潜在層の「転職したくなる」「転職しやすい」手法や仕掛けをすることが求められています。

そうしたハイクラス人材採用にあたって必要な課題の特定、優秀人材と関係を構築し採用に至る各工程のポイントなどをまとめたお役立ち資料を公開しております。興味がある方はお気軽にご覧ください。

お役立ち資料「ハイクラス採用のHowTo」ダウンロードはこちら

デジタル人材を獲得するならMyTalent

デジタル人材は、今後企業でIT化が進むにつれ、より採用獲得が難しくなるといわれています。MyTalentでは、候補者情報をデータベースの中にマージし、採用情報を資産化します。転職潜在層から戦略的にタレントを獲得する、タレント・アクイジションに注力することができるため、過去出会ったデジタル人材にも効率的にアプローチすることが可能です。詳細は下記からお問い合わせください。

MyTalent 資料ダウンロード

監修者情報

監修 | TalentX Lab.編集部
この記事は株式会社TalentXが運営するTalentX Lab.の編集部が監修しています。TalentX Lab.は株式会社TalentXが運営するタレントアクイジションを科学するメディアです。自社の採用戦略を設計し、転職潜在層から応募獲得、魅力付け、入社後活躍につなげるためのタレントアクイジション事例やノウハウを発信しています。記事内容にご質問などがございましたら、こちらよりご連絡ください。

Share

  • X
  • Facebook
  • LINE
  • Copied!

採用とエンゲージメントが
つながる

Talent Acquisition Economy.

Myシリーズではじまる、
あなたの会社の変革

ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
  • TOP
  • HR用語集
  • デジタル人材とは?必要なスキルや人材育成のポイントを解説