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2024.03.22更新

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社員から聞くリアルな情報で意向醸成!ミスマッチを無くすリファラル採用の実態

皆様こんにちは、HR Lab.の倉持です!
今回は「友人からリアルな情報を聞くことにはどんなメリットがあるのか?」という疑問にお答えするため、リファラル採用の現場に赴き、『自社を紹介した社員』と『紹介を受けて入社した友人』へのインタビューを行ってまいりました。
リファラル採用のメリットとして、
  • リアルな情報を知ることが出来るから安心して応募できる=採用決定率の向上
  • 入社後も友人がいるので安心して働けて定着率が良い=エンゲージメントの向上

などの理由が挙げられると思いますが、それらが実際にどうなのかということを現場でのインタビューを通じてレポートさせていただきます。

【取材協力】デンソーテクノ株式会社
従業員数: 2,808名(2018年4月現在)
事業概要:

世界最大級の自動車部品メーカー・デンソーグループの中で、主に顧客の量産開発・設計工程において、仕様検討から量産対応までのプロセスを担当。また、技術分野は、ソフトウェア設計・電子回路設計・機器設計と幅広くカバー。

 

大学時代の同級生というAさんとBさん。
大学1年の時に同じ授業だったものの、それ以降はSNSでつながる程度。
そんな緩やかな繋がりから「同じ企業への転職」を実らせた背景には、いくつもの繋がりとデンソーテクノ社内の密な連携、Aさんの的確なアシストがありました。

その他企業様の導入事例をまとめています!
下記からダウンロードください。

リファラル採用導入・運用事例
『IT・SI 業界編』

転職フェアで興味は持ったものの、リアルな情報を求めて友人に相談

紹介した友人 : Aさん(右)
入社した友人 : Bさん(左)

まず最初に、転職をしようと思ったきっかけはどのようなものだったのですか?

Bさん:
転職を考え始めたきっかけは、前職の業界に対して将来性が見えなく不安を感じたためです。
実は前職で某自動車メーカーへの営業に同行する機会があったのですが、「(自分が担当していた)機械分野は今後縮小していく。一方で電気自動車や自動運転技術分野は広がっていき伸びしろがある」という会話があったんですよ。
そんなきっかけもあって、業界の将来性を考えて自分のフィールドを変えようと考え始めて、情報収集も兼ねて転職フェアに行ったんです。
その転職フェアでデンソーテクノのブースを訪問した際に、今所属している部署の上長と話す機会がありました。思いのほか話は弾んで、「うちの仕事は機械の知識も生かせる。電気の知識は入ってから覚えてもらえばいいよ」と言ってもらえたことがきっかけでした。

動きが早いですね!デンソーテクノを志望したのはなぜですか?

Bさん:
実は、新卒の頃から気になっていた会社だったのですが、新卒当時の募集には電気系の募集しかなかったんです。自分は機械系で、デンソーテクノは電気系で、分野が違うし諦めていました。
ですが転職フェアで話せたことをきっかけに、デンソーテクノへの興味は強くなっていたのでネットなどで情報収集を行い、ネットの口コミ情報なども見たのですが、どれも自分の不安を払拭するような確かな情報とは言えなかったんですよね。「もう一押し」のリアルな情報が欲しかったんです。
そんな時に、大学が一緒だったAさんのことを思い出して。LINEがつながっていたので、久々に連絡してみました。
転職フェアに行った翌日には連絡していたと思います(笑)

諦めていたかつての憧れの企業に応募できたのはなぜですか?

Bさん:
Aさんからリアルな情報を具体的に聞くことができたのが大きかったですね。キャリアチェンジすることに不安があった部分を拭うことができました。
仕事内容以外にも、例えば給料は実際いくらもらっているかとか待遇面なども詳しく聞けて、「前職よりももらえるな」と安心することができました。前職の業界は将来性に不安を感じていた部分があったのですが、その辺りも払拭されました。

リアルな自社のおすすめ情報を伝えることで意向醸成に成功

給料情報まで突っ込んで聞けるのは友人ならではですね。Bさんから相談を受けて、Aさんはどんな対応をされたのですか?

Aさん:
実は転職フェアでBさんが話をした上長というのが自分の上長でもあるんです(笑)
意外な繋がりで驚きました。Bさんから相談をもらって、何かしら役に立ってあげたいなと思ったので、まずはBさんが応募する前に上長に話を聞いてみました。そうしたら上長のBさんに対する感触も良さそうだったので、Bさんに「とりあえず応募をしてみたら」とアドバイスしました。

そこでMyRefer上で求人の紹介をしたのですね

Aさん:
実は「MyRefer」のことをあまり把握していませんでした。
Bさんからの相談を受けたときに「そういえばリファラル採用制度あったな。社内のポスターで見かけた気がする」くらいの認識でした。

そこで、たまたま人事に同期がいたのでリファラル採用制度の確認をしたら「MyReferで紹介すれば良いよ」と説明を受けたので使ってみました。
募集要項を自分で調べて紹介するのは少し手間がかかるなと思っていたのですが、MyReferのアプリを入れてみたら思ったより簡単でした。募集中の求人情報が一覧で見ることが出来て、どんな人を紹介するべきかもわかりやすく記載してあったので、Bさんにどの求人を紹介したら良いかがすぐにわかりました。また、アプリから1クリックでLINEを使ってBさんに紹介を行うことができたので、苦にならずにスムーズに紹介を実施できました。
その後もBさんの推薦コメントをWEB上で記載するだけで人事への推薦は完了したので、余計な手間は一切かからず楽でした。

ミスマッチを減らすために選考~オンボーディングも伴走

Bさんの選考が進むにあたって、Aさんから何かアドバイスしましたか?

Aさん:
ちょっとずるい感じはありますが、上長に直接「面接で何を聞くんですか?」と聞いていました(笑)
こちらから積極的に動くというよりはBさんからの依頼を受けて聞いてあげていましたね。
Bさんとは授業が一緒だっただけではありますが、学生時代のお互いの素の部分を知っていたので「機械と電気で分野は違うけど、こいつならうちの会社に馴染めるだろう」という直感がありました。
だから私からも自信を持って上長に紹介していましたし、Bさんの不安を払拭するために、「うちには教育体制もしっかりあるし、フォローする文化があるから、やる気さえあれば大丈夫だよ。むしろ期待されているから頑張れよ!」と伝えていました。

Bさん:
「期待されているから頑張れ!」と言われて、正直なところ要求値が高いな…というのはありましたけど、Aさんの後押しも自信に繋がり「やるしかないな」と腹をくくることが出来ました。
万が一、期待に応えられなかったら「ごめんね」って謝ればいいかな、と気楽に考えるようにしていました(笑)

Aさんは新卒からずっとデンソーテクノでご活躍されているからでしょうか。顔が広い人のリファラルはBさんにとってもメリットですね

Bさん:
そうですね。事前に職場環境について、どんな人達がいるのかまで具体的に聞くことが出来ていたのと、周囲から「Aさんの紹介なんだってね」と声をかけてもらうこともあり、すんなり溶け込むことができました。“リファラル採用ならでは”ですかね、ありがたいです。

また聞いていたとおり、教育体制やフォローしてもらえる文化もしっかりしています。まだまだ覚えることは多いですが、安心しながら働くことができています。
入社前と入社後のギャップは特に感じていないので、リファラル採用で事前に友人からリアルな情報を聞いた上で転職して良かったなと実感しています。
転職後に前職の同僚と会う機会があって話をしたら「俺にもリファラルで紹介してくれよ」という声もかかるくらいうまくいったと感じています(笑)
転職したいという知人がいたら、リファラル採用をオススメしていきたいと思います。

常にリファラル採用を意識してもらえる仕掛けと見える化がカギ

人事部の林様から見て今回のAさんとBさんのリファラル採用はどのように感じられましたか?

林氏:
今回のように友人が弊社に興味を持っていただいた際に社員に相談があり、興味度合いを増すことに成功して応募してもらえるようなリファラル採用もとても良いものだと感じています。
リファラル採用というと社員から友人に声を掛けるイメージが強いですが、友人から相談があるケースも多くあると思っています。しかし、相談はあったものの紹介して応募するところまで至らずに終わってしまうケースは多くあると思っています。
なので、採用担当としては如何にして機会損失を減らすために、「リファラル採用の制度って自社にあったよな」と思い出してもらえるように常日頃から社内への告知活動をしています。

たしかに常日頃から認知していただくのが大事ですよね。リファラル採用を成功させるために人事部として力を入れている事項はどんなことがありますか?

林氏:
前回の記事の際にお話をさせていただいた自社オリジナルのポスターというのも、出来る限り社員の方々の目を引くようなデザインにこだわり、常に頭の片隅に「自社にはリファラル採用制度がある」と認識してもらうことを意識しています。
あとは、今回の取材の中でもお話が出てきましたが、入社後のオンボーディングの際に如何に早く職場に馴染んでもらうかは重要なので、リファラル採用で入社した場合には受け入れるチームでフォローを積極的にしていくような文化醸成も行っています。
今後もリファラル採用を促進してお互いにミスマッチの少ない状況を創っていけたらと思っています。

最後に

今回の記事では、「社員から聞くリアルな情報で意向醸成!ミスマッチを無くすリファラル採用の実態」というテーマで調査レポートをお伝えさせて頂きました。
リファラル採用の現場で起きているリアルな実情を感じていただけたのではないでしょうか?
インタビューの中で出てきましたが、

  • リファラル採用を気軽に行うことができる仕組み(MyRefer)を用意していた点
  • 人事から定期的に社員に対してリファラル採用の周知を行っていた点

がありスムーズに求人紹介に繋がり、Bさんの入社までリアルな情報をもとに納得できる転職に繋がったのではないかと思います。
また、友人同士なのでリアルな情報を伝えてミスマッチなく採用を出来る点もリファラルの良さであることも改めて実感することができました。特にキャリアチェンジという大きな決断をするにあたっては、より確実な情報を友人から聞くことができるということが重要なのだとも感じました。
取材のご協力をして頂いたデンソーテクノ様、ありがとうございました!

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監修者情報

監修 | TalentX Lab.編集部
この記事は株式会社TalentXが運営するTalentX Lab.の編集部が監修しています。TalentX Lab.は株式会社TalentXが運営するタレントアクイジションを科学するメディアです。自社の採用戦略を設計し、転職潜在層から応募獲得、魅力付け、入社後活躍につなげるためのタレントアクイジション事例やノウハウを発信しています。記事内容にご質問などがございましたら、こちらよりご連絡ください。

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