2021年、三菱UFJリースと日立キャピタルの統合により誕生した三菱HCキャピタル株式会社様(以下、「三菱HCキャピタル」)。同社は、2022年5月に「未踏の未来へ、ともに挑むイノベーター」を10年後のありたい姿として掲げました。
従来のリースの枠を超え、新たな社会価値を創出し続ける同社において、キャリア採用は事業の進化・積層化を支える重要なエンジンとなっています。なかでもリファラル採用は、カルチャーフィットとスキルフィットの両面から採用の“質”を高める中核として位置づけられています。
今回は、人事部 次長の村谷 尚子 氏と出石 泰樹 氏に、キャリア採用手法におけるリファラル採用の価値と、社員全員で未来の仲間を迎える土壌づくりについてお話を伺いました。
三菱HCキャピタル株式会社
・従業員 :連結8,240名、単体2,106名(2025年9月末時点)
・事業 :各種物件のリース、各種物件の割賦販売、各種ファイナンス業務等
・取材対象者:人事・総務本部 人事部 採用グループ 次長 村谷 尚子 氏
人事・総務本部 人事部 採用グループ 出石 泰樹 氏
キャリア採用の全体像と、リファラル採用の“戦略的位置づけ”

貴社のキャリア採用の全体像と、その中でのリファラル採用の位置づけを教えてください。
村谷氏:
当社が掲げる2031年のあるべき姿の実現に向けては「変革」がキーワードであり、人的資本経営の1つとして、変革が生まれる環境づくりを掲げています。さまざまな経験や価値観を持った多様な人材が集まり、掛け合わされてこそ変革は生まれるものであり、キャリア採用はその実現に向けて貴重な人材の確保・増強につながるものとなります。
当社では複数のキャリア採用手法を展開し、人材確保に努めていますが、中でもリファラル採用は求職者と当社のミスマッチを抑えると同時に、紹介した社員が当社で働く価値を再認識し責任を持つことで、エンゲージメント向上にもつながる手法だと考えています。
リファラル採用が生む価値―品質・スピード・カルチャーフィット

リファラル採用が生む、具体的な価値について教えてください。
出石氏:
リファラル採用が生む価値は、採用後のミスマッチが起こりにくいという点と選考合格率・内定承諾率の高さだと考えています。働き方やカルチャー、キャリア形成などのリアルかつ具体的な情報を入社前に社員から伝えられるため、選考合格率は約50%、内定承諾率は100%と、各種採用手法の中でも採用に至る確率が非常に高い結果となっています。
また、2020年度~2024年度までに20名以上の方がリファラル採用で入社しておりますが、25年度2月末時点での離職者はおらず、入社後のミスマッチが少ないこともデータとして表れています。
組織への波及効果はいかがでしょうか。
村谷氏:
リファラル採用は、社員のエンゲージメント向上にも寄与するものだと考えています。当社で働くやりがいや価値を感じていなければ、友人を紹介する行動は生まれません。また、「会社を強くするために知人を仲間に迎えたい」という視点で他部署へつないでくれるケースも増えています。
会社を良くしていく当事者意識の醸成という意味でも、非常に良い循環を生んでいます。
運用面の工夫やツール活用について教えてください。
出石氏:
当社では、2023年度3月より、リファラル採用の強化施策として全社展開を開始しました。
2023年度から2024年度にかけては、まずリファラル採用そのものの認知向上を目的に、「MyRefer(MyTalent Refer)」の配信機能を使った周知施策を実施しました。制度や仕組みを知ってもらうフェーズとして、情報発信や利用促進に注力した形です。
そして2025年度からは、“知人へ求人を紹介してもらうこと”を意識した、求人内容の周知施策にシフトしました。こちらも、「MyRefer(MyTalent Refer)」の配信機能や社内掲示板を活用し、タイムリーに求人にアクセスできるよう情報発信を行っております。
今後につきましても、社員が“この人なら当社に合う”と自然に想起し、すぐ紹介できる環境を整えて参りたいと思います。
最後に、社員のみなさんへのメッセージをお願いします。
出石氏:
まずは身近な方の中に「三菱HCキャピタルで一緒に働きたい」「活躍しそうだ」と思える方がいないか一度考えてみてほしいと思います。
私自身、昨年度に友人を紹介しましたが、「一緒に働きたい人はいないかな」「三菱HCキャピタルで活躍しそうな人はいないかなと」と考えたことがきっかけでした。そして、ぜひリクルーティングを自分事として捉え、リファラル採用を一緒に盛り上げてもらえると嬉しいです。
村谷氏:
当社が掲げる2031年のビジョン「未踏の未来へ」を実現するのは「人」です。
そして「人」を採用することは、今や人事部だけで行うのではなく、全社員が採用の当事者となり会社を強くしていく未来の仲間探しをすることが必要だと考えています。その仲間を共に見つけ迎え入れていきましょう。
編集後記
三菱HCキャピタル様は、キャリア採用の質を最大化するコア手法としてリファラルを位置づけ、人材の最適配置とポートフォリオ変革を加速しています。
“社員の信頼”を媒介に情報の非対称を縮め、ミスマッチを減らし、活躍の初速を上げる—その価値は、エンゲージメント向上という副次的効果も伴って組織に好循環をもたらしています。キャリア採用の再現性を高めたい企業にとって、多くの示唆に富む実践だと感じました。
人材の最適配置に向けたポートフォリオ変革や、エンゲージメント向上と連動した戦略的採用を検討している企業の皆さまは、ぜひTalentXにご相談ください。
リファラル採用を開始したい、促進したい企業のよくある懸念と展開ステップについては以下の記事も併せてご覧ください。
▼三菱UFJ銀行様のリファラル採用制度設計におけるポイントと促進方法
記事URLはこちら:https://mytalent.jp/lab/report_bk-mufg/
リファラル採用サービス「MyTalent Refer(MyRefer)」
国内初のリファラル採用サービス。社員のエンゲージメントを可視化し、自発的な紹介を促進。AIが紹介されやすい候補者を特定し、マッチングを支援することで、入社後の定着率向上と採用単価の大幅削減を同時に実現します。

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