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2024.08.30更新

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人的資本経営時代におけるネオキャリアの採用変革とタレントプール構想──採用MAサービス「MyTalent」でリアルな「いま」を伝え、中長期的な関係づくりを目指す

「人と本気で向き合い、未来を切り拓く。」をパーパスに、人材事業・ヘルスケア事業、グローバル事業などを展開する株式会社ネオキャリア様。株式会社ネオキャリア様は、労働人口の減少やAIなどの技術進歩により、仕事や働き方が大きく変わる昨今において、市場のニーズに寄り添いながら次々と事業を展開されています。

また、持続的な企業成長には優秀な人材の獲得が不可欠であり、潜在候補者と中長期でつながり続けるタレントプール構築にも力を入れています。今回は、潜在候補者へのアプローチを強化している背景や具体的な取り組みについて、人事部 部長 平本 智也 氏に伺いました。

株式会社ネオキャリア

・従業員数 :3,887名 (2024年2月29日時点)
・事業概要 :人材事業、ヘルスケア事業、グローバル事業
・取材対象者:人事部 部長 平本 智也 氏

全ての人に寄り添い、個々がいきいきと働ける社会の創造を目指すネオキャリア

まず、貴社の事業内容を教えてください。

平本氏:

ネオキャリアは2000年創業の会社で、求人広告事業と中途採用支援事業からスタートし、その後も人材派遣事業や介護事業、保育事業など、市場のニーズに寄り添いながら次々と事業を展開してきました。

「人と本気で向き合い、未来を切り拓く。」をパーパスに掲げており、20年以上人材関連事業を展開してきた実績やノウハウを活かして、個々がより輝ける機会の創出、人生の実現、そしてより良い社会の創造を目指しています。

次に、人事方針や採用目標を伺えますか。

平本氏:

パーパス実現に向けた2030年達成目標「7GOALS」を目指すために「個が尊重され、誰もが挑戦し続けることができる会社の実現」という人事方針を掲げています。こうした中長期の目標を達成するには全員が自律して行動できる強い集団でなければならないと考えており、そうした組織を創るための環境や制度を整備しています。

グループ全体の年間採用目標も何百人となりますし、募集職種も営業職や事務職、企画職、エンジニアや施工管理など非常に幅広いです。

あらゆるつながりを資産にして自社独自のタレントデータベースを創るため、採用MAサービス「MyTalent」を導入

キャリア採用において、これまでの採用施策と課題について教えてください。平本氏:

アルムナイも受け付けていますが、主要な採用チャネルは、エージェント・求人広告・ダイレクトリクルーティングです。

採用課題は大きくふたつあります。ひとつは少子高齢化で労働人口が減少するなか、
焼畑農業的な採用に限界を感じていたこと
です。毎年数万名の候補者に応募いただいていますが、実際に採用に至るのはそのうちの1割程度。毎年毎年、新しく母集団を形成して選考して終わりではなく、ネオキャリアに興味を持ってくださった方々との関係を中長期的に保ちたいと考えていました。

また、あるエージェントに紹介いただいた候補者を、他のエージェント経由で紹介いただくということも起こっており、転職活動中の候補者にアプローチする既存の採用手法だけでは人材が枯渇するという危機意識がありました。

もうひとつはネオキャリアのイメージが昔のまま止まってしまっている候補者がいることです。時代の変化に伴い、現在は社員全員が健康的に働ける環境整備を進めており、働き方も大きく進化しています。こうしたネオキャリアのリアルな現状を伝えて、認識をアップデートしてもらうためには、継続的にコミュニケーションがとれる仕組みづくりが必要だと考えていました。

今回、タレントプール構築をスタートしたきっかけと「MyTalent」を導入した理由を教えてください。

平本氏:

先ほどお話しした通り、ネオキャリアに興味を持ってくださった方々と中長期で良質な関係づくりができないかと考えたことがきっかけです。その一方で、どう推進したら良いのだろうと悩んでいる時にTalentX社の「MyTalent」を知りました。

「MyTalent」を導入した決め手はタレントプール構築のツールとして欲しい機能が揃っていることに加えて、手厚い人的支援と豊富なナレッジがあったことです。

ATSにも候補者データは蓄積されていますが、安易な一斉アプローチなどは、大切な関係を毀損するリスクがあります。候補者属性を踏まえた最適なアプローチを継続して行うことを考えると、運用体制やノウハウの観点で「MyTalent」が最適だと考えました。

人的資本経営時代に適した企業と個人の関係づくりを目指し、持続可能な採用活動を推進する

「MyTalent」導入後の取り組み内容についてお聞かせください。

平本氏:

本格導入してまだ間もないですが、キャリア登録フォームとアルムナイネットワークの登録フォームを中途採用ページに設置しました。すでに登録してくださっている方もいて、順調な滑り出しという印象です。

(参考:https://www.neo-career.co.jp/recruit/midcareer/

「MyTalent」の活用について、今後の展望を教えてください。

平本氏:

自社独自のダイレクトリクルーティングデータベースとして確立して、タレントプール経由の採用を全体の3割まで増やしたいと考えています。部署から採用オーダーがあった時に外部の採用サービスを使うのではなく、自社のタレントプールから候補者に直接お声がけして短期間で採用が決まるという世界観を実現したいです。

また、ネオキャリアは成長スピードの早い企業なので、継続的な情報発信を通じてリアルな「いま」を伝える役割も果たしたいと思います。単にタイミングが合わなかっただけで、今なら働ける環境やポストがあるということは往々にしてあるので、一度きりの関係性でなく、末長いご縁を大切にしたいですね、

採用全体についても、今後の展望を教えてください。

平本氏:

これまでのキャリア採用は欠員補充の意味合いが強く、会社を維持するためにやらざるを得ないという側面もありました。一方、本来の採用のあるべき姿は、中長期の視点で企業成長に必要な人材をどのように獲得するかという視点で戦略的に活動することです。そして、これこそが採用という仕事の醍醐味だと思いますので、こうした人的資本経営時代に適した採用のあり方に変革していきたいと思います。

編集後記

少子高齢化により労働人口がますます減少するなかで、焼畑農業的な採用に限界を感じて、潜在候補者と中長期でつながり続けるタレントプール構築の取り組みをスタートした株式会社ネオキャリア様のインタビューをお届けしました。持続的な企業成長には優秀な人材の獲得が不可欠であり、人的資本経営時代に適した採用活動に変革されています。

タレントプールを構築して自社の持つ候補者データを資産にしたい企業や、候補者との継続的な関係づくりに興味のある採用担当者様は、ぜひTalentXまでお声がけください。

またネオキャリア様も力を入れているタレントプール構築について、施策の意義・メリット・進め方のポイント等をまとめた資料「タレントプール採用の教科書」もご用意しております。ご興味をお持ちの方はお気軽にお申込みください。

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