調査概要
調査概要
- 調査期間:2022年5月20日~2022年5月21日
- 調査対象:従業員数30人~1,000人以上の会社で働く中途採用人事
- 有効回答数:500名
- 調査方法:インターネット調査
- 調査機関、調査委託先:株式会社クロス・マーケティング
- 調査主体:株式会社MyRefer
調査結果詳細
- 1.過去選考に進んだ応募者に、3社に1社は再度スカウトを送っている
- 2.再スカウトを送付している企業のうちの8割が採用実績あり
- 3.一方、過去応募者のタレントプールを戦略的に蓄積・活用しているのは2割未満
- 4.タレントプール時のハードル=求める人材の発掘、スカウト機会、データクレンジング等
①過去選考に進んだ応募者に、3社に1社は再度スカウトを送っている
過去選考に進んだ応募者に対するスカウトについて、「継続的に送っている」(22.6%)、「送ったことがある」(14.6%)と3社に1社は再度スカウトを送っていると回答しました。
②過去選考に進んだ応募者への再スカウトから、8割の会社が採用実績あり
過去選考に進んだ応募者への再スカウトによって、「10人以上決定している」(21.5%)、「1~9人決定している」(54.8%)と約8割の会社で採用実績があると分かりました。
③「過去選考に進んだ応募者への再スカウト」に関するフリーコメント
各企業の人事に対して応募者への再スカウトに関して聞いてみたところ、下記のような意見がありました。
- 自社の文化に精通した優良な人材を獲得できた
- 希望する人材がピンポイントで見つかる
- その方を一度選考した事により把握できており無駄な時間をかけずに進められる
- 選考過程で信頼関係を形成する事が出来ているので話が早い
④一方、過去応募者のタレントプールを戦略的に蓄積・活用しているのは2割未満
一方で、過去応募者のタレントプールを戦略的に蓄積している企業は19.4%、その中でもタレントプールを活用している企業は14.6%にとどまりました。まだ8割以上の人がタレントプールを戦略的に蓄積できていないと明らかになりました。
⑤タレントプール時のハードル=求める人材の発掘、スカウト機会、データクレンジング
過去応募者のタレントプールを活用する上では「スカウトのタイミングが分からない」(33.0%)、「タレントプールから求める人材を見つけられない」(30.2%)、「タレントプールのリストを整備できない」(28.4%)が上位3つのハードルとなっています。
調査サマリとソリューション
コロナ禍やデジタル化によって経営環境が変化する中、人材を「資本」と捉える人的資本経営の重要性が高まっています。経営戦略に紐づいた人材戦略を行う上で、いかに中長期で自社の企業価値を向上するタレント人材を獲得するかが鍵になります。
今回は、過去不採用/辞退になった候補者に再度スカウトを送り、中長期で人材獲得を行っているかどうかを調査しました。3社に1社は過去応募者に再度スカウトを送っており、そのうち8割の企業で採用実績があると分かりました。一過性の採用ではなく、中長期でタレントプールを構築してアプローチすることで、求める人材の発掘や文化・スキルのマッチング率向上につながっています。
しかし、タレントプールを戦略的に蓄積・活用している企業は2割未満にとどまります。今後は、他社とバッティングせず優秀なタレント人材を獲得するために、過去応募者とのつながりを資産にして中長期的に関係を築き、戦略的にナーチャリングしていくことが重要になるでしょう。
本資料では、タレントプールが注目されている背景や、運用のポイントを解説しています。詳しく資料をご覧になりたい方は、ぜひ下記資料ダウンロードからお問合せください。
監修者情報
監修 | TalentX Lab.編集部
この記事は株式会社TalentXが運営するTalentX Lab.の編集部が監修しています。TalentX Lab.は株式会社TalentXが運営するタレントアクイジションを科学するメディアです。自社の採用戦略を設計し、転職潜在層から応募獲得、魅力付け、入社後活躍につなげるためのタレントアクイジション事例やノウハウを発信しています。記事内容にご質問などがございましたら、こちらよりご連絡ください。