当社は2014年より累計3,000社以上の企業様よりリファラル採用のご相談をいただいておりますが、社員紹介制度を設計して自社でリファラル採用を実施しているものの、「うちの社員はリファラル採用にマッチしていないのではないか?」という課題を曲解されているケースや、「どこに課題があるかわからない」といった悩みを持たれている企業様を多く見てきました。
そこで今回は、
- リファラル採用を実施しているが課題がわからない
- リファラル採用を促進するために具体的にどのような打ち手を講じればよいかわからない
このようなお悩みをお持ちの “既に社員紹介制度を設計してリファラル採用を実施している” 企業様向けに情報提供をさせていただきます。
リファラル採用の制度は全社員がわかるレベルで定義されているか?
社内の広報を強化する前に、広報するための情報が定義され、纏まっていなければ浸透しません。まずは自社のリファラル採用の制度を再定義し、全社員がわかるレベルで明文化する必要があります。
◆リファラル採用制度の全社員浸透を図るうえでのアクションリスト
- 友人紹介制度のネーミング設定
- 友人紹介制度の明文化
- 声がけのルール明文化
- インセンティブの明文化
- 紹介フローの明文化
これらを踏まえたうえで自社のリファラル採用制度を再定義し、社員全員が自社の制度を理解している状態を作りましょう。
リファラル採用の課題を分析するうえでプロセスを理解しているか?
自社のリファラル採用の課題を分析するうえで、4つのプロセスを理解する必要があります。
◆リファラル採用促進の4つのプロセス
- 協力社員を増やす(協力率)
- 紹介社員を増やす(紹介社員数)
- 一人当たり紹介数を増やす(一人当たり紹介数)
- 紹介確度を高める(決定率)
単純にインセンティブを強化しても社員の協力率は向上しません。
各プロセスを理解したうえで、課題に対して必要な施策を講じていきましょう。
◆各課題に対する対応策
- 協力社員を増やす ⇒ 認知率強化のための施策強化
- 紹介社員を増やす ⇒ 動機付け、紹介する安心感を高めるための施策強化
- 一人当たり紹介数を増やす ⇒ 紹介障壁を下げる、自社の魅力を語りやすくするための施策強化
- 紹介確度を高める ⇒ 選考要件への理解向上、成功事例共有、タレントプールの仕組
リファラル採用の健康診断ができる。3,000社以上の実態調査をもとにしたリファラル採用の完全ガイド
より詳細に自社の課題が分析できる完全ガイドを具体的に各課題に対してどのような打ち手をすればいいか?という方法論と同時に公開します。
【読めばわかること】
- リファラル採用のプロセスごとの取り組み
- 自社のリファラル採用の課題と、課題に対する追うべきKPI
【Chapter1 自社の採用情報整理(マクロ)】
- 会社情報整理
- 採用情報整理
【Chapter2 リファラル採用の課題発見チェックシート(ミクロ)】
- 協力社員数を増やすための7つの施策
- 紹介社員数を増やすための6つの施策
- 一人当たり紹介数を増やすための6つの施策
- 合格率を増やすための5つの施策
- 自社のリファラル採用の課題を分析するチェックシート
- リファラル採用で追うべきKPIとは
監修者情報
監修 | TalentX Lab.編集部
この記事は株式会社TalentXが運営するTalentX Lab.の編集部が監修しています。TalentX Lab.は株式会社TalentXが運営するタレントアクイジションを科学するメディアです。自社の採用戦略を設計し、転職潜在層から応募獲得、魅力付け、入社後活躍につなげるためのタレントアクイジション事例やノウハウを発信しています。記事内容にご質問などがございましたら、こちらよりご連絡ください。