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2024.11.12更新

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インセンティブとは?意味や歩合制・報奨金との違いとメリット・デメリットを紹介

インセンティブとは

インセンティブやインセンティブ制度、あるいは歩合制や報奨金など、ビジネスシーンではさまざまな場面で使われるている用語ですが、それらの詳しい意味や使い方は、微妙に異なっています。

インセンティブとは、動機や刺激などを意味する言葉であり、ビジネスシーンで使われるインセンティブは、仕事の成果に応じて支給される成果報酬(金銭的インセンティブ)や、表彰や人事評価(金銭以外のインセンティブ)などのことをいいます。

この記事で、動機付けという意味て使用されているインセンティブについて、その意味や目的、歩合制・報奨金との違い、メリット・デメリットや成功のポイントなどをご紹介していきます。

「インセンティブ」目次

  • インセンティブとは
  • インセンティブの種類
  • インセンティブ制度とは
  • インセンティブ制度のメリット・デメリット
  • インセンティブ制度に向いている職種
  • インセンティブ制度の導入を成功させるポイント
  • インセンティブ制度の導入におすすめのサービス3選
  • インセンティブ制度の導入で社内の活性化を

この記事では、インセンティブの詳しい意味の紹介から、インセンティブの種類、インセンティブ制度に向いている職種やインセンティブ制度の導入ポイントなどについて簡単にわかりやすく解説します。

また下記リンクでは、リファラル採用制度におけるインセンティブ(報酬)制度を設計する上での留意点を解説した資料を紹介しています。ご興味ある方はお気軽にご覧ください。

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インセンティブとは

インセンティブ(Incentive)とは、企業が従業員に対して、仕事に意欲的に取り組んでもらう為の動機付けとして、仕事の成果に応じて支給される成果報酬(金銭的インセンティブ)や、表彰や人事評価(金銭以外のインセンティブ)などのことを指しています。成果報酬は、金銭的インセンティブとも呼ばれることもあります。

インセンティブは、直訳すると「動機」「刺激」奨励」を意味する言葉ですが、ビジネスシーンで使われるインセンティブは主に報奨金などのことを指すケースが多くなっています。

インセンティブとモチベーションの違い

インセンティブと同じような意味を持つ言葉にモチベーションがあります。インセンティブは、外発的動機付けであるのに対し、モチベーションは、内発的動機付けであり、動機がどこで生まれるかという点で、インセンティブとモチベーションは異なります。

ワークモチベーションとは?定義や理論、構成要素、向上によるメリットをご紹介

インセンティブと歩合の違い

インセンティブと併せて見かけることが多い「歩合」。歩合は、成果に応じて支給額が変わるという意味であり、大きなくくりとしてインセンティブと同じ意味になります。
インセンティブが「目標を達成することで支給されるもの」であるのに対して、歩合は「実績に応じて一律の割合で支給されるもの」です。インセンティブと歩合の違いは、実績と報酬が相関係数にあるかどうかという点になります。

<インセンティブ制・例>
・目標を達成したら利益の~%を支給

<歩合制・例>
・契約1件ごとに利益の~%を支給

インセンティブの種類

付与されるインセンティブの種類には、金銭をインセンティブ(報酬)として付与するタイプと金銭以外のものを付与する方法があります。インセンティブは、以下の2種類に分類することができます。

①金銭的なインセンティブ(給与・ボーナスなど)

金銭的なインセンティブとは業務の成果に応じて、給与やボーナスといった形で報奨金が支払われるインセンティブのことをいいます。
営業担当者を対象に「受注件数1件につき〇〇〇円」のように、件数ごとに設定されている場合や、部署ごとに「売上目標を達成したら〇〇〇円」など一律で設定されているものなど、インセンティブ制度にはさまざまな制度・ルールがあります。

また、インセンティブ(報酬)に関しては現金以外にも、株式や商品券、旅行券などさまざまな種類で支給される場合があります。

②金銭以外のインセンティブ(人事評価など)

金品以外のインセンティブとしては、人事評価や表彰などの「評価インセンティブ」や、抜擢人事などに代表される「人事的インセンティブ」などがあります。
金品以外のインセンティブに関しては個々人の目標や希望に沿ったものでなければ「動機付け」につながりませんので、一律で決まったものを付与せずに柔軟に対応することが望ましいでしょう。
人事評価制度やタレントマネジメントの仕組みに組み込み、うまく運用できるとより良いインセンティブとなるでしょう。

人事評価制度の手法とは?導入手順や運用の注意点を解説
タレントマネジメントとは?導入効果や手順を図解で分かりやすく解説

インセンティブ制度とは

通常業務におけるインセンティブ制度の概要を解説するとともに、リファラル採用のインセンティブ制度についてご紹介します。

インセンティブ制度の概要

インセンティブ制度とは、従業員の業務に対するモチベーション向上を目的とした仕組みや施策のことをいいます。
一般的には、前述した「インセンティブ」は報酬・評価など付与する「もの」を表しており、インセンティブ制度はその報酬・評価を付与するための仕組みや施策、ルールなどのことをいいます。

リファラル採用のインセンティブ制度とは?

リファラル採用とは従業員の知人・友人の紹介から自社にフィットした優秀な人材を採用する採用手法のことです。
【リファラル採用の概要を知りたい方はこちら】

リファラル採用においても、友人や知人紹介の動機付けの一つとしてインセンティブを活用することがあります。社員が友人や知人を候補者として紹介したタイミングや、応募時、採用決定時など、さまざまなフェーズでリファラル採用におけるインセンティブ制度が導入されています。
そんなリファラル採用のインセンティブ(報酬)設計に関する資料を無料で公開しておりますので、ぜひこの機会にお目通し下さい。

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インセンティブ制度のメリット・デメリット

インセンティブ制度を導入すると、どのようなメリットが生まれるでしょうか?デメリットと合わせてご紹介していきます。

インセンティブ制度のメリット

目標と評価基準が明確になる
インセンティブ制度によってインセンティブを得るための目標・評価基準が設けられ、やるべきことが明確になります。
従業員は自分が行っている業務に納得感をもって、意欲的に取り組むことができるでしょう。

従業員のモチベーション向上
インセンティブ制度は、インセンティブの獲得を目指すことにより従業員のモチベーションアップにつながることが大きなメリットです。
業務の成果に応じたインセンティブとして評価・報酬があることで、目の前の業務へのモチベーション向上が期待でき、個々人の生産性向上から企業の業績向上まで発展することが期待できます。

組織が活性化する
インセンティブ制度によってモチベーションの高い従業員が増えることによって、従業員同士が切磋琢磨しながら事業を推進することができ、組織全体の活性化・生産性向上などが期待できるでしょう。

インセンティブ制度のデメリット

従業員へプレッシャーがかかる
インセンティブ制度によって目標・評価基準が明確になったことで、成果に応じてに従業員間の差がより浮き彫りになり、思うような成果を残せていない社員はより業務に対するプレッシャーを感じることが考えられます。

チームワークや業務を阻害する可能性がある
インセンティブ(報奨)の獲得を目指す従業員同士の競争が激しくなりすぎると、個々人の働く目的の比重が「報酬」に偏っていくことが考えられます。
その結果、インセンティブ獲得を目的に顧客の取り合いや責任の擦り付け合いなど、チームワークや業務に悪影響を与える可能性もあるでしょう。

目標や評価基準に不満が出る可能性がある
設定した目標が従業員によって優劣があったり、ハードルが高すぎてしまうと、インセンティブの目標設定や制度そのものに対する不満が社内から生まれてしまう可能性があります。

インセンティブ制度に向いている職種

インセンティブ制度を導入して成果を得やすい職種は、営業職だといえるでしょう。
実際に営業職にインセンティブ制度を設けている企業は非常に多く、契約件数や売上金額を指標に、インセンティブを設定しているケースが多くあります。
これは営業職が売上・利益への直接的な影響力が強く、かつ、企業がインセンティブ付与して利益を削ってでも、従業員のモチベーションが高くなったり、優秀な人材を確保することで結果的に企業の売上・利益にプラスになるからだといえるでしょう。

しかし営業職以外でも、マーケティング、企画、広報、購買、人事、総務など、あらゆる部署でインセンティブ制度を導入することが可能です。それぞれに最適なインセンティブ獲得の目標を設定し従業員のモチベーションアップを目指すことができます。

インセンティブ制度の導入を成功させるポイント

インセンティブ制度は場合によってはマイナスに働いてしまうこともあります。うまく社内を活性化させるためにインセンティブ制度導入のポイントをおさえておきましょう。

公平な目標を設定する

インセンティブ制度を導入しても、一部の従業員だけがインセンティブ制度の恩恵を受けるような状態では、不公平感から従業員の不満が生まれかねません。すべての従業員が公平にインセンティブ制度の恩恵を受けられるように目標を設定する必要があるといえるでしょう。

考えられるリスクと対策を考える

インセンティブ制度の導入によって生じるリスクについて事前に考え、対策しておく必要があります。例えば、上記のような従業員からの不満や、営業職にインセンティブ制度を導入した場合、顧客の奪い合いが生まれる可能性が考えられます。
各企業の状況やインセンティブ制度に合わせて、どのような対策やルールを設けておくべきか事前に検討し最適なものを準備しておきましょう。

インセンティブ制度導入後に見直しを定期的に行う

実際にインセンティブ制度を導入してみると、開始前にはわからなかった問題点が浮かび上がってくる可能性があります。そこで定期的にインセンティブ制度の効果検証を行いながら適時見直しを行い改善を行っていきましょう。

インセンティブ制度の導入におすすめのサービス3選

社内で独自のインセンティブを設けてもいいですが、インセンティブ制度サービスを利用すると、さらに手軽にインセンティブ制度の導入を開始できます。

ポイント型インセンティブ(リロクラブ)

営業成績のほか、勤続表彰や健康促進など、あらゆるテーマで企業は従業員にポイントを付与します。従業員はリロクラブのサービスを通じて付与されたポイント毎にさまざまな商品を手にすることができます。

ポイント型インセンティブ(リロクラブ)

サンクスコレクト(ベネフィット・ワン)

ベネフィット・ワンが運営する「サンクスコレクト」は、ポイント制度で約1万点の商品から好きなものをもらえるシステムになっています。商品は生鮮食品から家電など幅広いアイテムが取り揃えられ、インセンティブとして与えられたポイントと商品を交換することができます。

サンクスコレクト(ベネフィット・ワン)

Unipos

従業員同士が、なにかに貢献してくれたときに感謝や賞賛の気持ちを贈る「ピアボーナス」。このピアボーナスを贈り合うサービスが「Unipos」です。
ピアボーナスとは、「Peer(仲間)+Bonus(報酬)」従業員同士が「貢献に対する称賛のメッセージ」と「少額のインセンティブ」を送り合う仕組みのことで、導入によって従業員のモチベーション向上や、チームワークが強まることなどが期待できます。

Unipos

インセンティブ制度の導入で社内の活性化を

インセンティブ制度は社員のモチベーションを高め、社内に活気をもたらすことから、多くの企業が導入しています。インセンティブによるデメリットもありますが、そのネガティブな面を理解し対策を講じた上で、インセンティブ制度を導入することでプラスの効果を生み出すことができると期待できます。各企業の目標やカルチャーに合った最適なインセンティブ制度を検討してみてはいかがでしょうか。

下記では、リファラル採用制度におけるインセンティブ(報酬)制度を設計する上での留意点を解説した資料をダウンロードできます。
リファラル採用制度のインセンティブ(報酬)制度は社員のモチベーションアップに寄与するのか知りたい方など、インセンティブに対してどう制度設計を行ったらいいのか不明な方は多いのではないでしょうか。
ゼロから簡単にリファラル採用における報酬制度の設計を行えるよう資料で解説しているので、ぜひダウンロードくださいませ。

リファラル採用のインセンティブ設定方法
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監修者情報

監修 | TalentX Lab.編集部
この記事は株式会社TalentXが運営するTalentX Lab.の編集部が監修しています。TalentX Lab.は株式会社TalentXが運営するタレントアクイジションを科学するメディアです。自社の採用戦略を設計し、転職潜在層から応募獲得、魅力付け、入社後活躍につなげるためのタレントアクイジション事例やノウハウを発信しています。記事内容にご質問などがございましたら、こちらよりご連絡ください。

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