名鉄バス様は、運転士さんのリファラル採用に力を入れています。MyRefer導入後は、アプリ操作に不慣れな運転士さんたちのために、総務が「スマホ教室」を開催するなど、浸透に取り組んでいらっしゃいました。その結果、複数の運転士さんが積極的にリクルーターとして活動。特に、津島営業所の長安さんは、これまで3名が紹介で入社に至り、ゴールドリクルーター(※)として認定されました。
そこで今回、長安さんにインタビューを実施。これまで紹介した方々との出会いや、紹介の仕方、入社後のフォローなど、リクルーターとして心掛けていらっしゃることを伺いました。
名鉄バス株式会社 | |
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津島営業所 長安 亨さん | |
従業員数: | 1,684名 |
事業概要: |
旅客自動車運送事業(バス事業) |
(※)ゴールドリクルーターとは、知人・友人(=求職者)と組織(=採用企業)の双方の成長支援に貢献している、そんなリクルーターにMyReferから贈られるリクルーターランクです。MyRefer上でリファラル活動をすることでランクが付与されます。
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きっかけは、サービスエリアでの雑談!そこから輪が広がり、3名が名鉄バスに入社
MyRefer「ゴールドリクルーター」への認定おめでとうございます!まずは、長安さんの自己紹介をお願いします。
長安さん:
ありがとうございます。私は高卒で自衛隊に入隊し、2年ほど戦車に乗っていました。その後、名鉄に転職し、今年31年目です。入社後は、レストラン事業部、駅員を経て、バスの運転士を希望して異動しました。大きなクルマを運転するのが好きだったのと、当時はバス運転士の年収も高かったからです。そこから一般路線や高速バス路線の乗務を担当し、今はシフトを組む業務を任されています。
紹介を始めたきっかけを教えてください。
長安さん:
きっかけは、サービスエリアで休憩中に他社の運転士さんから「名鉄バスさん、いいですね」と話しかけられたことです。その時はお互い時間もなかったので、「よかったら紹介するよ」とLINEを交換して後日改めて話す約束をしました。
高速バスの運転をしていると、サービスエリアで駐車場が隣になったり、乗務員専用の休憩所で一緒になったりして、他社の運転士さんと話すことがよくあります。たいていは「今日は混んでるね」といった軽い雑談なのですが、仕事の話になることも。嬉しいことに「名鉄バスで働きたい」とおっしゃる方も結構いらっしゃるんですよ。名鉄ブランドや全国展開している規模が、やはり魅力のようですね。
素敵なきっかけですね!長安さんの紹介から3名入社されていますが、どのような経緯で入社に至ったのでしょうか?
長安さん:
サービスエリアでLINE交換した方とは、後日喫茶店で会って、会社の方針や働き方などを説明しました。転職に少し不安を感じているようだったので、その後も何度か相談に乗ってから「この方なら名鉄バスの運転士として働いてもらいたい」と自信を持ってMyReferを使い紹介をしました。
すると、その方が「もう一人入社したいという人がいるのだけど、相談に乗ってくれませんか」と言うのです。「もちろん」と会ってみると、職場にかなり不満を持っていて辞めようとしていました。だからこそ不満をじっくり聞いて、「名鉄バスの方が風通しのいい、働きやすい環境だ」と確信してから紹介をしました。
そうなると、どんどんつながりができてきます。3人目も、前出の2人からの紹介です。この時も、名鉄バスのいいところも悪いところも含めてしっかりと話をしてから紹介しました。
コロナ禍だからこそ、メンタルも気にかけてフォロー。リクルーターとして、自分自身も仕事に手を抜かない
紹介するときに、かなり深く話をしていらっしゃるということですが、具体的にどんな話をしているのか教えてください。
長安さん:
まず、会社や働く環境について、いいところはしっかりと話しています。全国的な知名度があり、企業基盤がしっかりしているところは、大きな魅力として伝えていますね。福利厚生は手厚いですし、残業代も1分単位できっちり付けます。
もちろん、悪いところも隠しません。バス運転士は、朝早く夜遅い仕事です。働き方については事前に納得してもらわないと、後から絶対に不満がでますから。「やっぱり前職の方がよかった」と後悔されてしまうのは嫌だと思ったのです。だからこそ、紹介する相手がなぜ転職をしたいのかもじっくり聞きますし、こちらもリアルな名鉄バスの姿を伝えるよう気を付けています。
入社後も、紹介した方へのフォローはしていらっしゃいますか?
長安さん:
そうですね。やはり気になるので、ちょくちょく連絡を取っていますよ。本来であれば、ガス抜きのためにも1~2カ月に1回は飲みに行くつもりでした。しかし、コロナ禍によりそれもままならず、営業所も違うので、集まることができません。
コロナ禍の転職なのでメンタル面も心配ですが、今はLINEでやり取りをしています。「元気か?」と聞いたら「頑張っています」と返ってきます。ただ、こちらに気を遣っていることもあるかもしれない。だから、その方と同じ営業所の運転士に様子を聞いて、元気にやっていることを確認しつつ、陰ながら見守っています。コロナ禍が収束したら、会ってケアしていきたいですね。
相手に寄り添って話を聞き、リアルなことも話しながら自社の魅力を語る。そして入社後も継続してフォローをする。まさに理想のゴールドリクルーターですね!周りの運転士の方々も、長安さんのように紹介していらっしゃるのでしょうか?
長安さん:
「MyReferで紹介しよう」と他の社員にも呼びかけているのですが、「紹介しても、入社してくれないよ」と最初から諦めている人も多いですね。声を掛けてみたら紹介につながることも多いのに、もったいないと思います。
やはり、積極的に紹介している人は、会社でもバリバリ仕事をする人が多い印象です。そういう人の紹介で入社した方も、真面目に働く方が多いと感じます。私たちも紹介した者として責任も感じますし、入社した方に「この程度でいいんだ」と見られてしまうのは避けたいので、いい加減な仕事はできませんね。
“人とのつながり”に目を向ける。「三方よし」で会社にも友人にも社会にも役立ちたい
リファラル採用活動を通して、よかったことはありますか?
長安さん:
ポイントがたまっていくのは大きな魅力ですね。それが積み重なって、ゴールドリクルーターになれました。会社からギフトをもらえることも嬉しいですね。
他の運転士との話題も広がりましたよ。喫煙所で「MyRefer見てる?」と聞いて、一緒にアプリを開いて話しています。ランキング上位にいる方は、SNSを使った紹介もしているようなので、私も今後はチャレンジしてみたいですね。
リファラル採用に期待することや、MyReferへのご要望があればお聞かせいただけますか?
長安さん:
コロナ禍で“人と人とのつながり”が少なくなりましたよね。バス業界では採用も減りましたし、景気も悪化するなか、自分のことで精一杯という方も多いのではないでしょうか。当社でも、新しく入社した人に対して、以前ほど関心を持つ人が少なくなってきたような気がします。
そんな状況だからこそ、MyReferのニュース配信機能などで、「今月はこんな人が入社したよ」といったお知らせを、どんどん流してほしいですね。新入社員の自己紹介とか趣味とか、結構興味を持つ人が多いのではないかな。あとは、一見ちょっと話しかけにくいベテラン運転士さんの「人となり」が分かるような情報があったら面白いんじゃないかと思います。意外と共通の趣味があったりして、運転士同士の交流につながるかもしれません。
コロナ禍だからこそ、従業員同士のつながりを作ることが会社の風土醸成になりますし、紹介にもつながるかもしれないですね!最後に、これからの目標を教えてください。
長安さん:
高望みはしていません。私は関西出身なのですが、近江商人の「三方よし」の考え方が好きです。簡単ではないと思いますが、私も近江商人に倣って「名鉄バス(運転士)よし、お客さまよし、世間よし」の実現を目指して、社会に貢献していきたいと思っています。
編集後記
長安さんの名鉄バス愛と、面倒見のいいお人柄が伝わってくるインタビューでした。自社の採用だけを考えて良いことを並べ立てるのではなく、相手が後悔しないように悪いことも正直に伝えること、そして入社後も継続して気に掛ける長安さんの姿勢は、まさに誰もが幸せになる「三方よし」だと思います。
コロナ禍で、社員同士の交流が十分にできない今だからこそ、”つながり”をうまくつくる工夫が必要です。リファラル採用活動は、そうした”つながり”をつくる一つのきっかけにもなります。リファラル採用で、自社のファンをもっと増やしたいとお考えであれば、ぜひMyReferにお声がけください。
監修者情報
監修 | TalentX Lab.編集部
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