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2025.11.27更新

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年間950名採用「建設業界の人材バンク」を目指すテクノプロ・コンストラクションのタレントプール採用―全国展開する採用機能の効率化を採用MAで実現

建設分野に特化した人材派遣・ソリューションを展開し、大規模採用を行う株式会社テクノプロ・コンストラクション様(以下、「テクノプロ・コンストラクション」)。建設業界の古いイメージの払拭に加えて、外部依存した採用による機会損失といったさまざまな課題を抱えていました。
その課題解決のために「MyTalent」を導入した同社は、どのようにして転職潜在層へのアプローチを開始し、導入1ヶ月でどのような手応えを感じているのでしょうか。同社の「MyTalent」選定の決め手や導入後の効果について、詳しく話を伺いました。

株式会社テクノプロ・コンストラクション

・従業員:3,599名(2025年7月時点)
・事業 :
 1.労働者派遣事業、受託・請負業務
 2.建設にかかわる企画、調査、測量、設計、施工、監理、コンサルティング業務
 3.各種図面の作成、並びに建築・土木構造物等の情報モデルの作成業務
 4.各種構造物や設備等の調査・診断・確認・検査業務
 5.建物、土木構造物、設備、調査、測量、図面、施工、監理等、建設全般に関わる技術習得の為の研修の企画、実施、運営及び販売
・取材対象者 :採用部 採用管理課 課長 兼 採用企画課 課長 安部 輝昭 氏
      採用部 キャリア採用四課 課長 立田 元大 氏
      採用部 採用企画課 アシスタントマネジャー 出雲 義正 氏
      採用部 採用企画課 課長代理 下平 健介 氏
      採用部 採用企画課 井上 泉 氏

採用と育成による「人数と能力・適性の確保」で、自社だけでなく建設業界の担い手増加にも貢献

まず、貴社の事業内容を教えてください。

安部氏:
当社は、人材派遣とソリューションの2軸で事業を展開しており、建築や土木、設備、プラントといった建設業界全般の分野でエンジニアの人材派遣をしています。加えて、施工図や設計の請負、設計監理といった管理業務、近年注目されているDXに関連した事業も展開し、お客様が抱える課題を最新技術でご支援する取り組みも進めています。

事業領域が多岐にわたる貴社において、「人材」は非常に重要な要素だと思います。人材戦略で注力されていることを教えてください。

安部氏:
建設業界において「戦略的な人事部」となることを目指す当社では、建設業界全体の人材不足や人材育成の重要性を認識しており、「教育支援」に最も注力しています。当社に入社された方の約半分が未経験者です。全くの異業種から転職された20代〜30代前半の方々を対象に、「技術センター」という当社所有の研修施設で17日間の専門教育を実施し、施工管理職としてキャリアをスタートするための土台となる教育を提供しています。入社後も初級向け中級向けといった階層別研修を用意しており、長期的なキャリア形成をサポートしていきます。また、1年以内に施工管理技士補の資格を取得する支援をしているほか、外部の企業様にも研修を提供するなど、建設業界の新たな担い手が増えるよう若手育成にも貢献できる体制を構築しています。この取り組みは当社ならではの強みだと自負しています。

先述の通り、当社は派遣事業に加えて新たなソリューション事業を拡大し、プラットフォームを形成するという大きな目標を掲げています。既存事業の人員確保だけでなく、DXなど新たな技術領域に対応できる人材の採用や育成も急務です。常に事業計画と連携しながら、人数と能力・適性の確保の両面で人材戦略を推進していく必要があります。

業界の古いイメージによって困難な母集団形成に課題を抱く中、外部に依存した採用手法の「もったいない」に着目

採用活動の話に移りますが、現在中心となっている採用手法は何ですか。

安部氏:
年間の採用目標約950名のうち、約半数が人材紹介経由です。本音を言えば外部の採用手法への依存度を下げたいのですが、現在の市場環境では使わざるを得ない状況です。その要因の一つが、建設業界の古いイメージにあります。現在は働き方改革などで法改正がされているものの、重労働であるイメージが根強く、専門職である入社ハードルや、建設事故のニュースによる危険なイメージなど、どうしても先入観が持たれやすい業界であると感じています。そのイメージを払しょくするために、当社では働く人々のリアルな声や想い、特に異業種から転職された方のインタビューなどを届けることでそのイメージを払拭できるよう努めています。

そうした状況の中、なぜ「MyTalent」を活用した転職潜在層のアプローチを検討されたのですか。

立田氏:
多くの人材紹介会社の規約上、紹介から1年を経過すれば候補者との連絡ができるようになりますが、それをシステマチックに追いかける仕組みがなく、機会損失になっているという課題がありました。過去の候補者とのつながりを自社で管理・運用する手段を探していたところ、採用MAサービスである「MyTalent」に出会いました。

決め手は「機能」と「実績」―全国各地に採用拠点があるからこそ、過去の候補者データの一元管理が業務効率向上にも寄与

MyTalent」を選んだ決め手を教えてください。        

立田氏:
候補者の採用サイト訪問数やメルマガクリック数をスコアリングして管理できる機能や、当社への興味が高そうな候補者を通知する機能など、システムとしての魅力はもちろんありました。何よりも、導入検討当時「タレントプール採用」自体に耳なじみがなかった中で、日本初の採用MAサービスである「MyTalent」が唯一無二のサービスであることの信頼が大きな決め手でした。さらには、グループ企業が導入していた安心感も後押しとなりました。

▼テクノプロ・コンストラクションのグループ企業、テクノプロ・IT社におけるタレントプール採用のお取り組みはこちらから
記事URL:https://mytalent.jp/lab/case_technopro-it/

「MyTalent」導入後、利便性を感じた機能は何でしたか?

安部氏:
これまではExcelで過去の候補者データを管理していたのですが、各拠点で保有するデータの一元化が非常に手間でした。当社は採用拠点が全国に5つあり、25名のリクルーターが関わる大所帯です。各拠点で更新された最新情報をマスターデータに反映させる仕組みがなく、常に情報が分散している状態でした。「MyTalent」を導入したことで、全社で一つのシステム上で最新情報を共有・更新できるようになったのは最大のメリットです。「誰が」「いつ」「どのような」アプローチをしたかという履歴も残るため、候補者を継続的にフォローしやすくなりました。ゆくゆくは、数値化されたデータで候補者の動向を分析できることにも大きな期待を抱いています。

導入1か月で想像以上の返信が。採用担当の自信にもつながった今、目指すは「建設業界の人材バンク」という未来

実際に導入されてみて、手応えはいかがですか。

立田氏:
導入して1か月ほどですが、想像以上に候補者からの反応が多く、手応えを感じています。この1週間だけでも、送ったスカウトメールに対し5名ほどから返信があり、他社で就業中の方からも「改めて話を聞きたい」というお声をいただいています。また、「選考の時はありがとうございました」といった温かい言葉をいただくこともあります。当社のことを好意的に覚えていてくださる方がいるのだと再認識でき、採用担当として自信にもつながりました。

安部様:
私たちが直接連絡するよりも「MyTalent」経由での連絡は候補者からの反応が多いという結果も得られています。「MyTalent」の活用に大きな可能性を感じますし、このつながりをきっかけに、再応募だけでなくその方から別の候補者を紹介いただくなど、新たなご縁が広がっていくことを期待しています。

最後に、タレントプール採用を通じて描く未来についてお聞かせください。

立田氏:
将来的には、このタレントプールが「テクノプロ・コンストラクションの人材バンク」として、新規の求職者も自然と集まるようなプラットフォームになるのが理想です。「建設業界を目指すなら、まずテクノプロのタレントプールに登録する」と言われるような存在になりたい、という壮大な夢を描いています。その未来に向かって、TalentXさんとは候補者の気持ちを高めるための情報発信や導線づくりなど、より効果的な活用方法を一緒に模索していきたいです。

安部氏:
例えば、リファラル採用の選考過程でご縁がなかった方々もタレントプールに登録して将来的なつながりを持たせたり、アルムナイ採用での活用も視野に入れています。タレントプールはさまざまな採用チャネルに併せてカスタマイズできます。Instagramなどの情報発信と連携させれば、多くの候補者へ当社の魅力付けができることも魅力の一つですので、今後の採用活動の発展に向けてさまざまな可能性を探していきたいと思います。

編集後記

これまでの採用活動で蓄積された膨大な「過去の応募者データ」は、アプローチ次第で「未来の資産」に変わる可能性を秘めています。しかし、その資産を掘り起こすのにはアナログな手法では限界があり、「誰に」「いつ」「どのような」アプローチをしたのかを一元管理し、データをもとに適切な運用をするための運用設計と伴走支援の必要性を感じるインタビューでした。

採用候補者との中長期的な関係構築手法や、候補者毎にカスタマイズしたアプローチに関心のある採用担当者様は、ぜひTalentXまでお問い合わせください。

タレントプール採用によって内定辞退から数年後に入社した、候補者の体験エピソードはこちらから
記事URLはこちら:https://mytalent.jp/lab/case_altius-link/

▼タレントプールとは何か、タレントプール採用を導入するために何から始めればいいか気になる方は、以下の「タレントプール採用の教科書」も併せてご覧ください。

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