就職・転職においては、これまで個人と企業の接点は応募や面接など一時的なものに限られ、その短い時間の中で、互いに「選ぶ」「選ばれる」関係性が基本でした。そして入社に至らなかった場合、そこで個人と企業の関係が途絶えてしまうケースがほとんどでした。
一方、働き方やキャリアを柔軟に選べるように変化する時代のなか、つながりを一過性で終わらせるのではなく、中長期でつながり続ける関係づくりが注目され始めています。アルティウスリンク様もタレントプールを構築し、潜在候補者と持続可能な関係づくりを推進している事例のひとつです。
今回は、一度は内定辞退したものの、継続的にコミュニケーションを取ることで数年後の入社につながったITS事業統括本部のSさんの採用エピソードをお届けします。以前、内定を辞退したSさんがどのようなきっかけで再び選考を受けて、入社することになったのか具体的にお話しいただきます。
アルティウスリンク株式会社
ITS事業統括本部
Sさん
アルティウスリンクは「この会社の選考を受けて良かった」と感じる会社で印象に残っていた──候補者体験(CX)向上が再応募のポイント
まず、これまでのキャリアと現在の仕事を教えてください。
S氏:
大学卒業後から一貫してIT業界で仕事をしており、主にサーバーの構築・運用に携わっています。その他にはヘルプデスクやキッティングなども経験しています。
最初にアルティウスリンクを知ったきっかけと選考を受けようと思った経緯は何でしょうか。
S氏:
過去に2回転職をしていますが、最初の転職時に求人サイトで名前を見たことがきっかけです。当時はキャリアアップと給与面の向上を視野に転職活動をしており、特に上流のプロジェクトに携わることができる点を魅力的に感じて話を聞いてみました。
選考を受けるなかで感じたことや感想があれば教えてください。
S氏:
面接を担当された社員の雰囲気がとても温かく、好印象でした。他社の面接では一方的に質問されて淡々と経歴やスキルの確認をされているように感じることもありましたが、アルティウスリンクは応募者に寄り添って話や質問をしてくれると感じました。
転職を考えているタイミングで連絡があり、改めてキャリアを見つめ直すきっかけになると思い、カジュアル面談に応募
率直に、内定を辞退された理由をお伺いできますか。
S氏:
アルティウスリンクにネガティブな理由があったわけではなく、最後まで悩んだ会社のひとつでした。そのなかで内定を辞退したのは、当時、教育分野に興味を持っており、他社からそういったポジションでお声がけいただいたからです。エンジニアではなく、教育関係がメインという職種転換のチャレンジングな転職ではありましたが、その会社への入社を決断しました。
内定を辞退されて数年ぶりに連絡を受けた時、どのように感じましたか。
S氏:
これまで何度か転職活動をするなかで、内定を辞退した会社から連絡が来るという経験は一度もなかったので、ビックリしました。当時はなりすましの詐欺メールを疑って何度もメールアドレスやドメインを確認しましたね。そこでアルティウスリンクで間違いないとわかって、やり取りをスタートさせていただきました。
連絡を受けた時に転職活動はしていましたか。
S氏:
転職活動をする直前だったので、天啓だと思いました。転職しようかなと漠然と考えていたタイミングで、登録まではしないもののキャリア支援サイトをチラチラと見ていた時期でした。
本格的に転職活動を始めていないなか、カジュアル面談を受けた理由は何でしょうか。
S氏:
当時の会社の仕事と自身のキャリアなどにギャップを感じて悩んでいるタイミングに、以前の選考で好印象だった会社からカジュアル面談のお話があり、今後自分がどのようなキャリアを描きたいのか改めて考える機会になりそうだと期待して面談を受けました。
選考で特に確認したことはありますか。
S氏:
職場の雰囲気や入社後のキャリアなど、現在感じている悩みや課題が解決できるのかということを確認していました。
他社は考えず、ほぼ一択で転職活動を進める──中長期な関係づくりで”戦わない採用”を実現するアルティウスリンクの採用変革
アルティウスリンクに入社した決め手を教えてください。
S氏:
正直、他社に入社することはあまり考えてなく、ほぼアルティウスリンク一択で検討していました。以前の選考で会社や働く社員の雰囲気はある程度知っていますし、内定を辞退したにも関わらずお声がけいただいたということも率直に嬉しかったですね。
また、前回の会社が転職時に思っていたイメージと異なっていたこともあり、当時は転職活動に対して保守的になっていました。転職活動するまで全く知らなかった会社に入り、結局マッチせずに転職を繰り返していると、精神的にもキャリア的にもしんどくなってしまうのではないかという恐れを感じていました。
アルティウスリンクはこれまで長くやり取りをしていて、安心感があるということも決め手のひとつでした。
今回の転職活動に対する感想を教えてください。
S氏:
キャリアについて悩んでいる最中に、カジュアル面談で第三者の意見をもらえるという機会が不意に訪れ、しかも興味があれば選考にも進むことができるのはとてもありがたかったです。
また、一度内定を辞退しているという気まずさもあり、転職エージェントやナビ媒体を通じて再応募はしなかったと思います。あのタイミングで連絡がなかったら、アルティウスリンクは候補に挙がらず他社の選考を受けていたと思います。
今後、アルティウスリンクで働く上での目標を教えてください。
S氏:
現場に出てお客様企業に貢献するプロジェクトが多いですが、将来的には培ったスキルや経験を社内に還元する業務に携わりたいと思います。例えばIT系の勉強会を社員向けに企画・開催したり、動画編集を趣味でやっているので会社のPR動画を作ったりなどです。自身の強みを活かして、活躍できたら素敵だと考えています。
<編集後記>
一度はご縁につながらなかったものの、中長期でつながり続けることで、数年後に入社が決まったアルティウスリンク様とSさんのエピソードをお届けしました。
働き方やキャリアを柔軟に選べる時代のなかでは、これまでのつながりを“資産”にする関係づくり・採用変革が求められています。タレントプールを構築して自社の持つ候補者データを資産にしたい企業や、候補者との継続的な関係づくりに興味のある採用担当者様は、ぜひTalentXまでお声がけください。