今回は、設立1年弱のベンチャー組織であるワークスイッチコンサルティング様でのMyReferの活用事例をご紹介させて頂きます。
『急速な採用数の増加・質の高い人材の獲得・採用費の削減』という3つのミッションを同時に実現していくために、リファラル採用を開始して約半年のご状況をお伺いしました。
ワークスイッチコンサルティング(旧:インテリジェンスビジネスコンサルタンツ) | |
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従業員数: | 92名(2017年6月末時点) |
事業概要: | 組織・人事コンサルティング、ワークスタイルコンサルティング、人事業務コンサルティング、ビジネスプロセスマネジメントコンサルティング |
写真: | 酒井 裕希 氏(左)、佐藤 香蓮 氏(右) |
その他企業様の導入事例をまとめています!
下記からダウンロードください。
Q1:なぜリファラル採用を取り入れようと考えたのか教えてください。
酒井氏:
ワークスイッチコンサルティングは2016年4月からパーソルプロセス&テクノロジー株式会社(旧:インテリジェンスビジネスソリューションズ)のコンサルティング事業がコーポレートベンチャー化して開始したブランドです。
開始当初は60名弱だったベンチャー組織を2020年までに150名体制に成長させていくという方針を掲げており、4年間で100名の人員増加を実現しなければならないというミッションがありました。
もちろん少数精鋭で進めていくベンチャー組織だからこそ採用の基準も高く設定しており、ただ100名を採用するのではなく質の高い100名の人材を採用していく必要があります。
ただ一方で、販管費を削減していく方針が出ており、採用予算を大きく確保することは出来ない状況でもあります。
この"急速な採用数の増加"と"質の高い人材の獲得"と"採用費の削減"という3つのミッションを既存の採用手法だけですべて実現することが難しいのは明白だったので、新たな手法を検討しなければならないということでリファラル採用を導入することになりました。
Q2:なぜリファラル採用の促進にMyReferを選んだのか?
酒井氏:
パーソルグループのサービスであることもあり、もともとMyReferを認知していたということに加え、以下の3つの点から導入を決定しました。
① 導入に手間がかからず簡単で、スピード感を持って開始をすることが出来る点
DODAの求人情報と連携されているので、求人作成と社内への展開にほぼ手間がかからないのは非常に大きかったですね。展開もメール告知ひとつですぐにできるので、スピード感を持って開始することができました。
急速に採用数を増やしていくためにも、すぐに取り組み開始していきたかったので、スピード感は重視しておりました。実際に申込みから展開まで2週間で対応できたので良かったと感じています。
② スマホ対応が充実しており活用イメージがつきやすかった点
当社のビジネスでは、顧客先に常駐をしたり、営業で外出をしたりすることが多いので、1人1台のスマートフォンを支給しています。
MyReferではスマホでの利用シーンを想定して、SNSを使ったシェアや紹介が出来るようにサービス設計がされており、弊社にはフィットしやすいのではないかと感じました。
③ 活動状況が数値で可視化できるので活動促進がしやすい点
リファラル採用を始めたものの、社員の活動状況が見えづらく、課題把握や改善施策が打てずに形骸化してしまっては意味がないと考えていたので、社内へ浸透させていくためには、しっかりと数値データに基づくPDCAを回していく必要があると考えていました。
社員1人1人の活動状況がデータで可視化できるMyReferであれば、社員の活動状況に合わせて施策を講じていくことが出来ると感じました。
Q3:MyReferを使ったリファラル採用導入後の状況はいかがでしょうか?
佐藤氏:
MyReferを導入してから約半年が過ぎましたが、社員の半数以上がリファラル採用へ協力してくれており、予想以上に協力を得られています。
また、即戦力人材の採用決定も既に生まれております。
MyReferを導入してから変わったと感じることは、社員が会社の採用に対して当事者意識を持ち始めてくれているということです。
今までは採用は採用チームが行うことと思われていたので、会社の採用に我関せずという感じで興味を持っていなかった社員がほとんどだったのですが、MyReferを通じて求人情報を見たり、実際に友人に会社のことを紹介したりすることを通じて、採用への興味が芽生え始めています。
実際に、社員から採用要件に関して質問を頂いたり、求人の出し方にフィードバックを頂いたりするということが起きていて、採用チームとしても嬉しく感じています。
また、入社までと入社後のサポートという面でも、通常の採用とは違いが出ています。
リファラル採用で採用が決まった際には、人事と紹介した社員でリレーションを取り、情報共有とフォローを行っています。
入社予定の方が、友人から見るとどのような人物像か聞くことでより明確な人物像の想定が出来ており、さらには社内でどのチームにマッチしそうかを聞くことで、入社前から適材適所の配置検討をすることが出来ています。
また、入社前に「●●さんの紹介で入るからよろしく」と伝えることで周りの社員からも話を振りやすく入社後の立ち上がりがスムーズにいっている印象があります。
Q4:かなり社員の協力率が高いですがMyReferの利用でどのような工夫されていますか?
佐藤氏:
リファラル採用を実施する上で、まずは社員の協力率を高めることが必須だと考えておりました。そして、リファラル採用を社内に浸透させるために主に3つの点で工夫をしています。
工夫 ①:全社会議で説明時間を設けて導入理由を説明
2〜3か月に1回の頻度で実施される全社員が集まる会議の中で5分ほどの時間を設けて、全社員に対してMyReferを使ったリファラル採用の説明を行っています。
その説明で重視しているのは、リファラル採用の導入理由をしっかりと説明して納得して頂くことです。100名以下のコーポレートベンチャーだからこそ導入理由の共有を徹底しています。
- コーポレートベンチャーとしてブランドを立ち上げて事業成長を目指す上では人員の採用強化が必須であること
- 1人1人が当事者意識を持って事業の発展に必要な優秀な人材を集めてくることでより会社として強い組織になっていくこと
- 採用チームとしてリファラル採用を重要施策と位置付けて本気で取り組んでいるので是非とも協力をしてほしいこと
リファラル採用が必要であることを確認して頂き、積極的に協力をして頂くことが出来ています。
工夫 ②:管理職者の評価指標に入れて部長会議で活動状況データを共有
リファラル採用を開始する前に「採用人数の増加と販間費の削減を同時に実現するためには社員一丸となった全員採用が必要であり、そのためには管理職者の方々の協力が必要である」という旨を説明した結果、管理職者の評価指標の中にリファラル採用への貢献度を入れることが出来ました。
ミッションとして設定することができたからこそ、管理職者の会議の中で活動状況データを踏まえて、課題の共有や解決策への協力を仰ぐようになりました。
工夫 ③:採用を「自分ごと化」させるためのMyReferの利用促進と後追い
MyReferでは協力率がリアルタイムで可視化されるため、最初のうちはかなり泥臭く認知促進に取り組んでおりました。
例えば、全社会議の中でリファラル採用の説明を終えた後にスマートフォンアプリのQRコードをスライドで投影してその場で活用を促しました。アプリをダウンロードして頂くことで、採用をより自分ごと化して頂くことが狙いでした。
また、入社した社員には入社後の面談の中でリファラル採用の目的説明とMyReferの活用促進を徹底しています。さらに、登録して下さった社員には、必ずSNSでシェアをして欲しい旨を伝えて、数日内にシェアしたというデータが入って来ない社員には後追いで声掛けを行っています。
Q5:最後に、今後のリファラル採用の目標を教えてください
酒井氏:
リファラル採用を開始して約半年間が経ち、即戦力の採用決定が出ており、社員の半数以上がMyReferを通じてリファラル採用に協力して下さっているので、今後はさらにMyReferの利用を加速させていきたいと考えています。
具体的には、下期の採用目標人数の3分の1をMyRefer経由で採用するという目標を掲げています。この目標を達成できれば、当初に掲げていた急速な採用数の増加と販間費の削減の2つのミッションの実現に大きく貢献できると考えています。
佐藤氏:
MyReferを導入したことで社員が採用に興味を持ち始めてくださっているので、今後は社内で自社理解や他チームの理解の促進、さらには友人への声掛け手法共有のための勉強会を開催して、社員の方々により当事者意識を持って精度の高いリファラル採用を行っていただけるようにサポートをしていきたいと考えています。
また、社内で働き方改革を促進しており、子育て中の女性を採用ターゲットにしようという動きがあるものの、通常の人材紹介などでは採用しづらい層なので、MyReferを使ってアプローチ出来たらと考えています。
さらに、社員が求人情報を多く見ていることを活かして、社内の異動促進向けに利用することも出来る可能性があるので、そのような利用の仕方も検討していきたいと考えています。
最後に
今回は「急成長ベンチャーで全社員の半数以上が協力!社員1人1人が当事者意識を持ったリファラル採用」というテーマでワークスイッチコンサルティング様のMyRefer活用事例をお伝えさせて頂きました。
「大企業じゃないと社員数が少なく、紹介できる先の繋がりに限りがあるからリファラル採用は上手くいかないのでは?」というご意見や「ツール導入以前にアナログ運用から始めた方が良いのでは?」というご意見をお聞きしますが、実はそんなことないのです。
100名前後の企業規模であるからこそ、リファラル採用を取り組む意図を社員の方々にしっかり伝えることが出来れば、社員一丸となって取り組むことがしやすいのです。
また、ツールを使って活動状況を可視化することで、大企業よりもフットワークが軽くなり、PDCAを早く回していくことが出来るのです。
100名前後~300名くらいの企業様でリファラル採用の取り組みを成功しているケースも多くありますので、ご興味のある企業様は以下よりぜひお問い合わせください。
監修者情報
監修 | TalentX Lab.編集部
この記事は株式会社TalentXが運営するTalentX Lab.の編集部が監修しています。TalentX Lab.は株式会社TalentXが運営するタレントアクイジションを科学するメディアです。自社の採用戦略を設計し、転職潜在層から応募獲得、魅力付け、入社後活躍につなげるためのタレントアクイジション事例やノウハウを発信しています。記事内容にご質問などがございましたら、こちらよりご連絡ください。