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2023.07.18更新

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女性の活躍を応援する保育業界。離職率を下げ、1人1人のスタッフと会社を作るトットメイトのリファラル採用【代表インタビュー】

女性の社会進出が進み始めた1990年、「お母さんが生き生きと活躍できる機会をもっと増やしたい」という想いのもと名古屋で誕生したトットメイト様。現在、毎日1,500名ほどのお子様をご自宅や80か所以上の保育ルーム、企業・病院内保育所、保育園で預かり、子育て支援をしています。

保育業界では人手不足となり、急速な組織拡大から一時は離職率も課題に。そこから働く環境を整え、離職率が低下した今、スタッフと一緒により質の高い採用に取り組み、よりよい職場へ。今回は、トットメイト代表の堺沢氏に、創業のストーリ―から組織や採用課題、そしてリファラル採用の展望についてお話を伺いました。

株式会社トットメイト
従業員数: 1445名(内 社員309名)
事業概要:

企業・病院内保育所運営、商業施設内保育ルーム運営、保育士・幼稚園教諭派遣、認可保育園運営、コンサルティング、ベビーシッティング

代表取締役 堺沢 玲子氏

その他企業様の導入事例をまとめています!
下記からダウンロードください。

リファラル採用導入・運用事例『教育・保育業界編』

女性の社会進出を支援するトットメイト。離職率を12%に改善し、働きやすい職場づくりを

トットメイト社の創業について教えてください。

もともと私自身新卒で幼稚園に勤務していた頃、どんどん女性が社会進出している時代を感じながらも、一方で働くお母さんにする冷たい環境を感じていました。そのときから女性の活躍を応援できたらいいなと思っていたのです。その後、女性がバリバリ活躍しているリクルートで働きながら、「この人たちが結婚したり、子どもができたりしたときに仕事を続けられるのかな?今の日本社会ではそれを支えるサービスがない」と取引先だった現会長(当時専務)八代と話していたことが事業の始まりになりました。1990年、東海染工の子会社の新しい一事業として保育事業をやってみることになりました。

最初はご家庭に行って保育を提供する「ベビーシッター」から始めましたが、バブル崩壊後に売上が伸び悩み、施設展開や企業向けの保育所へとシフトしていきました。東海地域で地域密着型として拡大しながら、24時間保育などサービスの利便性を高めて保育を提供することで売上が上がり、2010年にトットメイトとして独立しました。

2010年の独立から、さらに組織が拡大する中、どのような課題がありましたか?

世の中での女性の社会進出を背景に、保育需要がかなり高まり、トットメイトも拡大してきました。しかし、ここ10年近く人手不足が深刻な課題になっています。お客様に喜ばれるサービスを提供する機会に恵まれながらも、その実の会社の体制が追いついていない部分がありました。5年前には離職率がとても高くなってしまって、仕事もたくさんあるのに人が足りず、どんどん社員もパートさんも疲弊してしまい……。

そこから経営改革として、給料や残業制度など働きやすい環境の整備や、本部と現場をつなぐ面談制度、従業員満足度向上などいろいろな取り組みをして、ようやく離職率25%から12%まで下がったのです。ただし、これからも保育需要が高まり続けて新しい仲間が必要になっていくので、ミスマッチの少ない質の高い採用をしていきたい。さらに採用単価を下げて、その部分を従業員たちに還元していきたいと思い、リファラル採用を強化することにしました。

「笑顔で優しい人」が保育の質を高める。安心感のある仲間の紹介を

リファラル採用にどんなことを期待しますか?

少しずつ組織として前が向けるようになったので、今だったらリファラル採用を進めていけるかなという想いがあります。本部の意識も、現場の意識も変わってきたように思いますので。これからはこのリファラル採用制度を通じて、経営層や本部だけでなく、みんなで会社を盛り上げていこうという体制を作っていけたらと思っています。

そして、私たちの仲間の紹介だから、安心感もあります。保育の仕事は、子どもの前に立って、子どもに声をかけて、子どもと一緒に遊んで、子どもの命を守って、子どものさまざまな生活の支援をしていくこと。そういう仕事なので、「笑顔で優しい」人に仲間になってほしい。この人に子どもを預けたいなと思えない人は採用できません。

「保育計画を立てることが苦手」、「ピアノを弾くのが苦手」といったことは補う方法があるのですが、笑顔や優しさはやっぱり補う方法がないんですよ。そこが一番現場のスタッフにとって大切だと思っています。私たちの現場のスタッフ1人1人が誇りを持って保育の仕事をしているので、質の高い保育を提供できる信頼する人を紹介してもらえると期待しています。

リファラル採用活動を強化するため、MyReferを導入した理由を教えてください。

これまでも友人紹介制度はあり、紹介キャンペーンをしたこともあります。しかし、採用活動は1回花火を打ち上げればいいものではなく、地道な活動をずっと継続して継続してやっていかなくてはいけないものです。継続するためには採用担当も手間暇をかけなければいけませんが、コストと時間との戦いの中で何も仕組みがないと細やかに継続していくことが難しいでしょう。MyReferのように現場のスタッフも人事も簡単にリファラル採用ができる仕組みがあれば、うまく継続して進めていけるかなと思い、システムの採用を決めました。

450名の採用と単価削減。1人1人の社員と質の高い保育を作っていく

スタッフにどのようにリファラル採用を進めてもらいたいですか?

働いているスタッフが紹介してくれることは、ものすごく誇らしいことですよね。紹介するときに「トットメイトのどこがいいのかな」、「自分がどんなことを頑張ってきたのかな」ということを誇りとして棚卸ししてもらえたらいいなと思います。

一方で、紹介する中で「もっと会社にこんなことしてほしいな」、「もっとこういう風にしたら良くなるんじゃないか」と思いついたら、本部に提案したり、自分の職場を変えていったりという力になってほしいです。例えば、本部の人事制度に関わることでも、自分の働く保育園の「ここにこれを飾ったら、みんな喜ぶかな」、「こんなおもちゃがあったら子どもたち楽しめるかな」といった気づきでも。リファラル採用活動を通じて、1人1人が自分の職場を変える機会としてプラスに働いたら嬉しいですね。

今後の展望を教えてください。

来期に向けて新たに19園のオープンを目標としており、450名の採用と採用単価の半減を目指しています。採用単価が低く、ミスマッチの少ないリファラル採用を通じて、組織全体でプラスの方向につなげていきたいと思っています。

リファラル採用はスタッフ1人1人が自分の働いている職場に誇りを持って、大切な人を紹介していただく制度だと思います。私たちが取り組むべき働きやすい環境や仕組みづくりもありますが、経営の力だけでは限界があります。やはりこれからの会社は、1人1人のスタッフと共に作っていかなければいけないと思っています。そんなことがこのリファラル採用の仕組みを通じて、さらに前に進むことを願っています。

編集後記

今回は、東海地方を中心に、保育ルームや企業・病院内保育所、保育園で子育て支援をしているトットメイト様にお話を伺いました。

女性の社会進出が進み需要が伸び続ける中で、人手不足が深刻な保育業界。より良い職場づくりから離職率を下げ、リファラル採用を通じて1人1人のスタッフとともによりよい職場を作っていく取り組みを紹介しました。

保育や介護業界など人材不足でお困りの企業様、ぜひMyReferにお気軽にお問合せください。

リファラル採用導入事例 教育・保育編 バナー画像

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監修者情報

監修 | TalentX Lab.編集部
この記事は株式会社TalentXが運営するTalentX Lab.の編集部が監修しています。TalentX Lab.は株式会社TalentXが運営するタレントアクイジションを科学するメディアです。自社の採用戦略を設計し、転職潜在層から応募獲得、魅力付け、入社後活躍につなげるためのタレントアクイジション事例やノウハウを発信しています。記事内容にご質問などがございましたら、こちらよりご連絡ください。

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