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2024.08.24更新

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採用オウンドメディアに関する実態調査

2022年8月に内閣官房より発表された「人的資本可視化指針」により、2023年3月期以降の有価証券報告書上での人的資本情報の開示が義務化されました。これにより人的資本経営は、長期的な利益の拡大を目指すうえで重要な要素として位置づけられるようになりました。開示義務項目には「女性の管理職比率」「男性育児休業取得率」「男女間賃金格差」、開示推奨項目には「育成」「エンゲージメント」「ダイバーシティ」などが挙げられ、求職者が求める情報や価値観と一致しています。

企業としてもこれまで以上に、事業・文化・報酬ベネフィット・成長環境・働きやすさなどの多様な角度から情報を正しく伝達する採用ブランディングが求められる時代となりました。こうしたなか、採用ブランディングを推進するひとつの手法として、採用オウンドメディアへの関心が高まりつつあります。

採用オウンドメディアは人材採用を目的に、職場文化や成長環境など、候補者が自社を正しく認知するための情報を提供するメディアであり、多様化する採用候補者へのアプローチには欠かせないプラットフォームとなっています。今回は、採用オウンドメディアの取組状況や実感している効果、課題などを明らかにするため、実態調査を行いました。

本記事では、TalentXがリリースした実態調査の結果の一部を紹介します。

「採用オウンドメディア実態調査」ダウンロードはこちら

調査概要

採用オウンドメディアに関する実態調査

  • 調査期間:2024年1月4日~1月6日
  • 調査対象:従業員数30人以上の会社で働く人材採用に関わる人事・経営者
  • 有効回答数:640名
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査主体:株式会社TalentX

採用オウンドメディアに関する調査サマリ

1.採用オウンドメディアの実施状況

「あなたの会社では採用オウンドメディアを運用しているか」という問いに、「運用している」と答えた人は約6割という結果になりました。

採用ブランディング手法のひとつとして採用オウンドメディアは注目されつつあり、取り組んでいる企業が半数以上であることが分かります。

2.採用オウンドメディアを実施する目的や、実感した効果

「採用オウンドメディアに取り組む目的」を聞いた問いには、「自社の認知度向上」「競合との差別化」「エントリー数の増加」と答えた方が上位でした。また、「説明会や面接参加者数の増加」などを求める企業も多いことが伺えます。

「採用オウンドメディア」を運用することでどのような効果を実感しているかを聞いた問いには、「競合との差別化」「自社の認知度向上」「エントリー数の増加」が上位でした。

特に「競合との差別化」については、効果を実感した割合が目的の値を割合を上回っており、想定以上に/想定していなかったが差別化できたと感じていることが分かりました。

3.採用オウンドメディアの満足度

採用オウンドメディアを運用してよかったかという設問に対しては、運用してよかったと答えた割合は96.9%、採用オウンドメディアは早くからやっておくべきだったかという問井に対しては94.2%が「もっと早くやるべきだった」と答えました。

全ての採用プラットフォームとなる採用コンテンツは、自社の資産となりえます。採用オウンドメディアは今すぐ着手すべき施策であるといえるでしょう。

4.採用オウンドメディア運用時の課題

本グラフは、採用オウンドメディアを運用する際の課題を聞いた結果です。採用オウンドメディアは満足度の高い取り組みである一方で、「誰に何を発信するのか」という戦略設計やコンテンツづくりに課題を感じる方も多いことがわかりました。

採用オウンドメディアに関する実態と、採用市場や求職者トレンド

年々人材獲得競争が激化するなかで、各企業は転職への意思が顕在化している層だけではなく、転職潜在層の段階から候補者を惹きつけながら採用することが重要であるといえます。採用ブランディングは、採用活動において自社を「ブランド化」して候補者が入社する前から自社のファンを増やすことで、求職者に自社の良いイメージを醸成することを指します。採用ブランディングの一貫で自社の採用オウンドメディアを運営することにより、企業が本来持っている正しい魅力や価値を候補者に伝えることが可能となります。

適切に活用することで、採用コストの削減やブランディングの強化、応募者の質の向上など、多くのメリットを享受することができるため、各企業の採用を成功へと導く一助となるでしょう。

また本資料内では、採用オウンドメディア運用に関するより詳細な情報に留まらず、下記の内容を紹介しています。

  • 採用オウンドメディア導入・運用に関する実態
  • 採用オウンドメディア導入・運用に関する課題
  • 採用オウンドメディアを運用”していない”理由
  • 採用市場の動向と、採用ブランディングのトレンド
  • 求職者の情報収集に関するトレンド

採用オウンドメディア、採用ブランディングに興味関心がございましたら下記よりダウンロードください。

監修者情報

監修 | TalentX Lab.編集部
この記事は株式会社TalentXが運営するTalentX Lab.の編集部が監修しています。TalentX Lab.は株式会社TalentXが運営するタレント・アクイジションを科学するメディアです。自社の採用戦略を設計し、転職潜在層から応募獲得、魅力付け、入社後活躍につなげるためのタレント・アクイジション事例やノウハウを発信しています。記事内容にご質問などがございましたら、こちらよりご連絡ください。

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