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2026.09.03更新

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新卒辞退者は「未来の資産」―日鉄興和不動産が実現した、競合とバッティングしない「人と向き合う採用」の裏側

新卒採用市場の早期化・過熱化が進む中、優秀な新卒候補者の母集団形成には成功しつつも、大手競合とのバッティングや内定辞退に頭を悩ませる企業は少なくありません。

日鉄興和不動産株式会社様(以下、「日鉄興和不動産」)は、この「一度は他社を選んだ辞退者」や「選考で惜しくもご縁のなかった候補者」を将来の資産と捉え、AI採用CRM「MyTalent CRM」を導入してタレントプール採用を推進しています。その結果、導入から短期間で、すでに2名の第二新卒を採用しました。

今回は、人事部 人事企画グループの渡邉氏と高山氏にインタビュー。不動産・デベロッパー業界で、他社と競合しない「人と向き合う採用」を確立し、第二新卒の採用に成功した同社の先進的な取り組みの舞台裏に迫ります。

日鉄興和不動産株式会社

・従業員  :597名(2026年3月31日現在)
・事業内容 :オフィスビルの開発・賃貸・管理
      マンション・戸建住宅の開発・分譲・賃貸
      物流施設・商業施設等の開発・賃貸・管理
      外国人向け高級マンションの賃貸・管理
      不動産の売買・仲介・鑑定・コンサルティング
      不動産証券化商品の企画・出資
・取材対象者:人事部 人事企画グループ チーフマネージャー 渡邉 弘木 氏
      人事部 人事企画グループ 高山 麻鈴 氏
      ※情報は取材当時のものです

誠実に向き合い、地域の価値を最大化する総合デベロッパー、直面したのは新卒採用早期化による業務負担や辞退者増加の壁

まずは、貴社の事業内容について教えてください。高山氏:
当社は、都心のオフィスビルの開発や賃貸事業に強みを持つ「興和不動産」と、日本製鉄グループの遊休地開発や市街地再開発、マンション建て替え事業に強みを持つ「新日鉄都市開発」が統合して誕生した総合デベロッパーです。ビル事業と住宅事業を両輪に、ホテルや物流施設、さらには地方創生につながる街づくりまで幅広く手掛けています。

幅広い事業展開をされる中で、採用活動はどのように取り組まれていますか。渡邉氏:
採用においては、何よりも「人や地域、お取引先と誠実に向き合えるカルチャーフィット」を重視していますし、採用担当者としても誠実な姿勢を大切にしています。例えば、インターンシップでも学生一人ひとりに教育担当をマンツーマンでつけるなど、非常に手厚く、丁寧なコミュニケーションを重ねています。その結果、自己応募が全体の約9割を占めており、入社後の離職率も非常に低い水準を維持しています。

高山氏:
一方で、近年の就活・採用市場の「急激な早期化」が、私たちにとって大きな課題となっていました。学生がまだ自己分析や企業研究を十分に深められていない中で、かなり早い段階で就職先の決断を迫られ、その結果、内定辞退となってしまうケースが増えてきたのです。

渡邉氏:
さらに、採用チームにかかる負荷も増えています。新卒採用のスケジュールが前倒しになると、25卒、26卒、さらにはそれ以降の学年の施策が同時に進行することになります。人事の体感としては「常に3〜4年分の採用業務が重なっている」ような状態です。限られたリソースの中で一生懸命学生に向き合ったとしても、早期決断の波にのまれて辞退されてしまう状況に強い葛藤を抱えていました

転職市場に出てこない「2〜3年目の第二新卒層」と中長期的につながるタレントプール採用を導入

そのような課題を抱えている中で、なぜタレントプール採用を始められたのでしょうか。
渡邉氏:
新卒辞退者が増えている中で着目したのが、「第二新卒」の領域です。就活時には内定を辞退した、あるいは最終面接で惜しくもご縁がなかったものの、一度社会に出て別の道を歩んだ後に「やはりデベロッパーとして街づくりに挑戦したい」と考え直す方もいらっしゃいます。この入社2〜3年目のポテンシャル層は、まだエージェントなどの一般的な転職市場には登録していないケースがほとんどで、既存の採用手法ではアプローチできません。だからこそ、新卒採用時にせっかく出会えた優秀な方々とのご縁を無駄にせず、直接つながり続けられる仕組みが必要と考え、タレントプール採用の導入を決断しました

タレントプールを支援するサービスはいくつかある中で、「MyTalent CRM」の導入を決めた理由を教えてください。渡邉氏:
他社サービスとの比較検討を行いましたが、「MyTalent CRM」導入の決め手となったのは大きく3点です。

一つ目は、「伴走型の支援体制」です。はじめてのタレントプール採用を限られたリソースの中で進めるには、ただシステムを渡されて「あとは自由にどうぞ」という進め方では、運用するのは現実的ではありません。一緒に施策を考え、対応してくれる伴走支援があることは絶対条件でした。

二つ目は、「定例のメルマガ配信などを通じて、継続的な接点を創出できること」です。不動産業界は同業他社へ転職される方が多く、人材の流動が業界内で完結することが多いという特徴があります。だからこそ、新卒時に一度は接点のあった方々がもう一度当社を思い出し、転職を検討してくれる仕組みが必要でした。「MyTalent CRM」を使えば、定期的な情報発信を通じて自社の存在を継続的にアピールできると考えました。

そして三つ目が、「候補者の動きと効果が可視化できること」です。人材紹介やスカウトといった従来の採用手法では、優秀な人材と出会えても再現性が低いのが課題でした。しかし「MyTalent CRM」であれば、誰がメルマガを読んだか、誰が自社に興味を持っているかといった動向がデータとして可視化されます。これにより、トライアンドエラーを繰り返しながら戦略的なアプローチが可能になると確信しました。

競合他社とバッティングしない、タレントプールがもたらした「人と向き合う採用」

実際に「MyTalent CRM」を導入されてから、どのような変化や成果がありましたか。渡邉氏:
タレントプール採用では、「過去の新卒採用辞退者」に加えて、自社サイトに登録導線を敷き、「今すぐの転職ではないが日鉄興和不動産に興味のある方」もプールしていました。驚いたのは、後者のフォーム登録者が予想以上に多かったことです。積極的なプロモーションを一切行っていないにもかかわらず、月に10件前後の登録がありました。中にはIT業界の方など、これまで接点が持てなかった他業界からの応募もあり、新しい発見がありました。

高山氏:
導入後、第二新卒2名の採用が決定しましたが、彼らも「就活時からデベロッパーに興味があり、入社後もたまにサイトをチェックしていたら募集を見つけた」と言っていました。自らサイトを再訪してくれるというのは、人事の私たちからすれば非常に高い関心の表れですし、関心の高い層を見落とすことなくつながれることに手ごたえを感じています。 

渡邉氏:
過去に接点があり、ある程度志望度が確認できている「自社だけのタレントプール」にいる層との選考は、新卒採用市場と比較して他社とバッティングすることなく、非常にスムーズに進みます。まさに「人と向き合う採用」を実現できていると感じています。 

限られたリソースを支えた「伴走支援」と、戦略的な試行錯誤を可能にする「データの可視化」で選ばれ続ける企業へ

導入前に期待されていた「伴走支援」や「動向の可視化」について、ご利用いただいてみていかがでしょうか。

高山氏:
サポート全般については、まさに「伴走」していただいていると実感しています。私が昨年今の部署に異動してきた際、新卒選考が本格化する多忙なフェーズでしたが、TalentXさんが応募者の属性分析などを先回りして行ってくれましたし、メルマガ配信のご提案なども含め、やり取りは極めてスムーズだと感じています。

渡邉氏:
常に数歩先を読んでアクションを提示してくださるので、安心して任せることができています。新機能の紹介なども親身に行っていただき、管理画面の視認性の良さも気に入っています。

高山氏:
分析画面も必要な情報が絞り込まれており、一覧で素早く確認できる点がありがたいです。候補者の反応があれば次の施策を打てるので、その確認ができることが大きなメリットです。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

渡邉氏:
今後は新卒採用時にご縁がなかった方以外も含めて、より自動的にデータが蓄積され、戦略的にアプローチができる体制を目指します。一度の選考で終わりにするのではなく、中長期的な視点で「選ばれ続ける会社」でありたいと考えています。

高山氏:
単に採用人数を増やすのではなく、「ご縁のあった優秀な人材が、最適なタイミングで戻ってこられる場所」として、このタレントプールを大切に育てていきたいです。

<編集後記>

「一度は離れてしまったご縁」をタレントプールによって維持し続けることが、数年後の第二新卒採用における最大の鍵になることがわかる、日鉄興和不動産様のインタビューでした。

転職市場に出てくる前の「第二新卒層」とダイレクトにつながり続けることは、採用チームのリソースが限られている企業にこそ、劇的なコストパフォーマンスと再現性をもたらします。

新卒採用で得た貴重な候補者データをその場限りのかけ捨てにするのではなく、中長期的な資産としてタレントをプールする「MyTalent CRM」の活用は、採用変革の一つの突破口となるはずです。

採用候補者との中長期的な関係構築手法や、候補者ごとにカスタマイズしたアプローチに関心のある採用担当者様は、ぜひTalentXまでお問い合わせください。

AIネイティブ・統合型タレントアクイジションプラットフォーム
「MyTalent Platform」

TalentXでは、自社の採用をDX化し、データを可視化・分析して未来のタレント獲得につなげられるサービスを提供しています。採用マーケティング、採用ブランディング、リファラル採用、採用管理システムなど、トータルでご支援することが可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
MyTalent Platformへのお問い合わせはこちら

採用CRMサービス「MyTalent CRM」

「候補者リストを資産に変える」採用CRMサービス。過去の応募者や潜在層をタレントプール化し、AIが自動で最適な候補者をレコメンド。エージェントに依存せず、自社の資産で採用を完結し戦わない採用を実現します。

資料ダウンロード:https://i-myrefer.jp/corp/download/221/input

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